全国51人のファンのみなさまこんにちは
今日は留守番のふなです。
今日は「バレる」を科学したいと思います。
考察自体は10数年前にたどり着いたものなんですが、、、
個人的な仮説と思っていただければ幸いです。
バレる、というのは魚がフッキングしたのに外れる現象のこととします。
なんですが、実はフッキングには2通りあり、ノセルとカケルがあります。
ノセルとカケルの違いと明確にしている人は少なく、定義があいまいだったりしているので、魚をカケタ、なのか、魚をノセタなのか
ごっちゃになっていることが多いです。
プロでもなかなか正確に使い分けている人は少ないです。
諸説あるのですが、私の定義は
ノセル=バーブまで達していない
カケル=バーブを通過
としたいと思います。
以降、この定義で説明します。
スイープフッキングをノセル、電撃フッキングをカケルとしても良いのですが、じゃあ、どこからノセルのスピードで、どこからカケルのスピードなの?と定義があいまいになってしまうんです。
バーブレスフックの場合が微妙で、バーブがないので魚がカカラないことになりますが、既存のバーブの位置に魚の身が通過しているか
していないか、で良いと思います。
ゲイブまで魚の身が届けばバーブレスフックでも魚をカケタことになる、という定義です。
さて、話は元に戻って、バレる、ですが、
ノセタ時にバレるのか、カケタ時にバレるのか?で
メカニズムも対処も違ってきます。
ノセタ時にはバーブが貫通していないので、カケルことが大事になります。
バスやシーバスは口が固いので、カケタつもりでもノセルことになっています。
シーバスのビデオ見ても、ちゃんとフッキング動作が出来ている人が
少ないです。
シーバスのバイトは反転なので、向こうアワセ的なことでフッキング不要と思っている人がいっぱいいるかもしれません。
おっと、ここで、なんでバレるを科学することになったか、という話をしたいと思います。
昔バス釣りしてた頃にラバージグを良く使い、結構な確率でバレていたのです。
それともうひとつ。
村田基さんが池原ダムで世界記録とか樹立してたころに
太い軸のフックを発売したとかで、60専用フック、太さが2倍
みたいなコピーでフックを売っていたんですね。
これ今までのタックルで大丈夫なのかなー
全然説明ないけど、、、と思って計算を始めたのがきっかけでした。
太軸にする場合、直径が2倍になると、面積は4倍になります。
フッキングに関わる力は以前の4倍必要、ということです。
通常10lbラインなら40lbラインが必要なはずなのに
それが理解できて使っている人はいないのではないか?と思えるほどライトなタックルで太軸フックを使っています。
そりゃあバレるわ、、、
と言って逆に細軸のフックでは強度が心配です。
良く、シーバスの雑誌なんか読んでいると、フック伸ばされた、大物だったに違いない、みたいな記事を見ますが
細すぎるんだよ!と心の中で突っ込んでいます。
いや、その前に、タックルバランスのボトルネックを知らないんじゃないか?
あるいはノセタ状態で引っ張れば、テコの原理で、フック伸ばされるわ!しっかりフッキングしてカケろ!と突っ込んでます。
ゲイブまで通せば伸ばされるのはマレになるでしょう。
ラバージグではバレる原因がジグヘッドの重さにあると突き止めました。
封筒にラバージグをつけ、思いっきり振ればラバージグは紙を破り
飛んでいきます。
ワームフックのみならしっかり刺さったままです。
これはジグヘッドにフックが直結されていて、ヘッドの重さが
てこの原理でフックに力がかかり、口の中の穴を広げていきます。
そしてバーブが効かなくなり、バレるというメカニズムになります。
魚が暴れてもフックの貫通した穴が広がらない方法を考える、
そしてジグヘッドの軽量化へとアプローチしていきました。
なぜこれが有効かというと、、、
魚が暴れる=遠心力の作用、なのです。
遠心力は以下の式で計算されます。
F=mα
mは質量
αは加速度
です。
遠心力を小さくするには
mの質量を落とす=ジグヘッドの軽量化
αの加速度を落とす=バスを水中から出さない
という計算が成り立ちます。
質量を落とすというのは、ルアーそのものの重量です。
重いルアーは遠心力が大きい=バレやすい、ということになります。
加速度を落とすというのは、魚を水中から出さないようにする、ということです。
よく、バスプロが「いなして」魚を水中から出さないように、ジャンプさせないようにしているのを
見たことがあると思います。
あれは格好つけてやっているわけではないのです。
水中の魚の首フリと、水上(空気中)の魚の首フリは、空気中の方が高速ですね。
これがバレるのメカニズムであり、公式です。
重いルアーほど遠心力が強くなるということが数式で説明できたと思います。
ラバージグではジグヘッドの鉛のかわりにプラスチックを使い、ダウンショットで使っていました。
これで、ジグヘッドの質量は減り、キャスティングの時の重量はダウンショットの重さで飛ばすという
パーフェクトなリグだと自負しておりました。
2001年頃のバス釣りビデオにその画像が残っていたりします。
http://www.youtube.com/watch?v=YEkMN9xylp8
おっと話が脱線しました。
ということで、ノセている時にシーバスが首振れば、バレます。水上ではなおさらです。
しっかりフッキングしてカケましょう。
次にカケている時にバレる場合。
遠心力の影響を最小にしないといけません、ジャンプさせないように取り込むか
ルアーの軽量化を課題にしましょう。
ということで、バレるの科学のまとめ。
バレないようにするには、、、
・フッキングはしっかりと
・魚をいなしでジャンプさせない
・軽いルアーを使う
・フックは適切な大きさで
技術的なのは前2つ。
道具的なのは後ろ2つ。
重いルアーを使うにはそれなりのタックルが必要、ということになります。
重くなればなるほどフックの選択はシビアで、細すぎると伸ばされるし、太すぎるとノルだけでかからないので
タックルバランスの調整が必要になるのです。
バラシ病の方は参考にしてください。
単純に細軸フックにすればいいというわけではないのです。
これが10年くらい前にたどり着いたバレの科学、であります。
参考にならないかもしれませんが(笑)
次回はラインの太さの不思議でも解説してしまおうかな、、、
今日は留守番のふなです。
今日は「バレる」を科学したいと思います。
考察自体は10数年前にたどり着いたものなんですが、、、
個人的な仮説と思っていただければ幸いです。
バレる、というのは魚がフッキングしたのに外れる現象のこととします。
なんですが、実はフッキングには2通りあり、ノセルとカケルがあります。
ノセルとカケルの違いと明確にしている人は少なく、定義があいまいだったりしているので、魚をカケタ、なのか、魚をノセタなのか
ごっちゃになっていることが多いです。
プロでもなかなか正確に使い分けている人は少ないです。
諸説あるのですが、私の定義は
ノセル=バーブまで達していない
カケル=バーブを通過
としたいと思います。
以降、この定義で説明します。
スイープフッキングをノセル、電撃フッキングをカケルとしても良いのですが、じゃあ、どこからノセルのスピードで、どこからカケルのスピードなの?と定義があいまいになってしまうんです。
バーブレスフックの場合が微妙で、バーブがないので魚がカカラないことになりますが、既存のバーブの位置に魚の身が通過しているか
していないか、で良いと思います。
ゲイブまで魚の身が届けばバーブレスフックでも魚をカケタことになる、という定義です。
さて、話は元に戻って、バレる、ですが、
ノセタ時にバレるのか、カケタ時にバレるのか?で
メカニズムも対処も違ってきます。
ノセタ時にはバーブが貫通していないので、カケルことが大事になります。
バスやシーバスは口が固いので、カケタつもりでもノセルことになっています。
シーバスのビデオ見ても、ちゃんとフッキング動作が出来ている人が
少ないです。
シーバスのバイトは反転なので、向こうアワセ的なことでフッキング不要と思っている人がいっぱいいるかもしれません。
おっと、ここで、なんでバレるを科学することになったか、という話をしたいと思います。
昔バス釣りしてた頃にラバージグを良く使い、結構な確率でバレていたのです。
それともうひとつ。
村田基さんが池原ダムで世界記録とか樹立してたころに
太い軸のフックを発売したとかで、60専用フック、太さが2倍
みたいなコピーでフックを売っていたんですね。
これ今までのタックルで大丈夫なのかなー
全然説明ないけど、、、と思って計算を始めたのがきっかけでした。
太軸にする場合、直径が2倍になると、面積は4倍になります。
フッキングに関わる力は以前の4倍必要、ということです。
通常10lbラインなら40lbラインが必要なはずなのに
それが理解できて使っている人はいないのではないか?と思えるほどライトなタックルで太軸フックを使っています。
そりゃあバレるわ、、、
と言って逆に細軸のフックでは強度が心配です。
良く、シーバスの雑誌なんか読んでいると、フック伸ばされた、大物だったに違いない、みたいな記事を見ますが
細すぎるんだよ!と心の中で突っ込んでいます。
いや、その前に、タックルバランスのボトルネックを知らないんじゃないか?
あるいはノセタ状態で引っ張れば、テコの原理で、フック伸ばされるわ!しっかりフッキングしてカケろ!と突っ込んでます。
ゲイブまで通せば伸ばされるのはマレになるでしょう。
ラバージグではバレる原因がジグヘッドの重さにあると突き止めました。
封筒にラバージグをつけ、思いっきり振ればラバージグは紙を破り
飛んでいきます。
ワームフックのみならしっかり刺さったままです。
これはジグヘッドにフックが直結されていて、ヘッドの重さが
てこの原理でフックに力がかかり、口の中の穴を広げていきます。
そしてバーブが効かなくなり、バレるというメカニズムになります。
魚が暴れてもフックの貫通した穴が広がらない方法を考える、
そしてジグヘッドの軽量化へとアプローチしていきました。
なぜこれが有効かというと、、、
魚が暴れる=遠心力の作用、なのです。
遠心力は以下の式で計算されます。
F=mα
mは質量
αは加速度
です。
遠心力を小さくするには
mの質量を落とす=ジグヘッドの軽量化
αの加速度を落とす=バスを水中から出さない
という計算が成り立ちます。
質量を落とすというのは、ルアーそのものの重量です。
重いルアーは遠心力が大きい=バレやすい、ということになります。
加速度を落とすというのは、魚を水中から出さないようにする、ということです。
よく、バスプロが「いなして」魚を水中から出さないように、ジャンプさせないようにしているのを
見たことがあると思います。
あれは格好つけてやっているわけではないのです。
水中の魚の首フリと、水上(空気中)の魚の首フリは、空気中の方が高速ですね。
これがバレるのメカニズムであり、公式です。
重いルアーほど遠心力が強くなるということが数式で説明できたと思います。
ラバージグではジグヘッドの鉛のかわりにプラスチックを使い、ダウンショットで使っていました。
これで、ジグヘッドの質量は減り、キャスティングの時の重量はダウンショットの重さで飛ばすという
パーフェクトなリグだと自負しておりました。
2001年頃のバス釣りビデオにその画像が残っていたりします。
http://www.youtube.com/watch?v=YEkMN9xylp8
おっと話が脱線しました。
ということで、ノセている時にシーバスが首振れば、バレます。水上ではなおさらです。
しっかりフッキングしてカケましょう。
次にカケている時にバレる場合。
遠心力の影響を最小にしないといけません、ジャンプさせないように取り込むか
ルアーの軽量化を課題にしましょう。
ということで、バレるの科学のまとめ。
バレないようにするには、、、
・フッキングはしっかりと
・魚をいなしでジャンプさせない
・軽いルアーを使う
・フックは適切な大きさで
技術的なのは前2つ。
道具的なのは後ろ2つ。
重いルアーを使うにはそれなりのタックルが必要、ということになります。
重くなればなるほどフックの選択はシビアで、細すぎると伸ばされるし、太すぎるとノルだけでかからないので
タックルバランスの調整が必要になるのです。
バラシ病の方は参考にしてください。
単純に細軸フックにすればいいというわけではないのです。
これが10年くらい前にたどり着いたバレの科学、であります。
参考にならないかもしれませんが(笑)
次回はラインの太さの不思議でも解説してしまおうかな、、、