全世界のファンのみなさまこんにちは
たまにはいい釣果報告も、ふなです。
3連休は台風でいろいろ右往左往してて
直前まで釣りにいけるかどうかわからなかったんですが
19日に釣りにいけそう、よし、行くなら東京湾で太刀魚だ!ということで
初めて「餌の太刀魚」に挑戦してきました。
連日好釣ということですが台風の影響でわからなった、前日の21時ギリギリに上州屋で
道具を買いものし、準備、翌日は5:00起床の5:30出発で
浦安の吉九さんへ。24日のプラも兼ねて。
用意した道具は、普段タチウオのジギングで使用している道具。
63MLのライトジギングロッドにソルティワンHGにPE0.8号を200mと(深場用)
66MLの柔らか目のバスロッド改造でBX1000HにPE0.8の150mという中華セット(浅場用)。
予備でソルティワンにPE1号、だけどマルチカラーラインじゃない単色ラインの予備リール。
オモリは40号と60号を用意。
船宿について、オモリを聞いたら80号というので現地購入(400円)。
80号って300gです!
ライトジギングロッドで300gでPE0.8号ですよ!専用ロッドが欲しい!
過去に250gまでブランカをつけて振ったことはあるけど、めちゃくちゃ大変だった。
300gって未知の世界。
道具はまあこんな適当です。
乗船は全部で8名。トモは取られていたので、胴の間で、いつものことです。
周りを見ると、俺以外は全員電動リール(笑)
ハイギアとは言え、水深110mでも伊勢湾でタチウオジギングしたから大丈夫、と
言い聞かせて6:30出港。
吉九さんは他船より30分早い出発なのです。
1時間の航程を経て、やってきたのは多分走水沖。
いや、正確なポイントを知らないんだけど
水深70mくらいで、80号の重りが、びゅーんと流れる。
すごく水が走っているからたぶん走水沖だと思う。
風の塔まで30分そこから第2海保を過ぎて走ったのでたぶんね。
確証はない。
餌はサバの切り身ですかね?黒い斑点がありました。コノシロかもしれないが、、、
サンマではないと思う。よく知りません。
仕掛けは天秤に80号、針は1本針2m、2/0 フックかな?
ヤマシタの仕掛けです。
釣り方はビデオで覚えた通りにやってみる。
餌を縫いざしにして、餌の頭をカットする。とか
着底後、しゃくってくると、すぐに第1投目から当たる、70m下から上がってきた船内第1号。
F3クラス。よし、ボウズはないぞ。
中のりさんがすかさず棚を聞いてくる、教えると、みんなに教えて回る。
これはいいね、太刀魚は棚が大事なので、ヒットした棚を
大声でアナウンスするシステムはいいと思う。
ちなみにしゃくりパターンもアナウンスしてくれる。
餌の太刀魚釣りが初めてでも、これなら確実に釣れる。
欲しい情報は教えてくれるので。
あとはテクニックと道具の差、だけですね。
なんだけど、そのポイントは潮がカッ飛んでいたのでお祭りがひどく早々に移動。
おそらく観音崎へ移動。
(例によってポイント名はあてずっぽうです、船宿ブログに走水沖ー観音崎とあったので)
数匹の太刀魚を上げているので、よし!ボウズなし!と
余裕をもっている。
観音崎につくと潮は全然ゆるい、あ、釣りやすい。
80号でも流されていたのが、ちゃんと落ちる。
ここではほぼワンキャスト、ワンヒット。
いや、1回のキャストが長いからあれだけど、、、、
水深70mとして、棚が50??60mと言われても、一応、底から探るようにしているので
60mに着くまでに時間かかる。さらに太刀魚は活性が上がってくると
棚が上に行くので、40mくらいまで探ることになる。
2度目のキャストはヒットした棚の10m下から開始する、という感じ。
太刀魚のアタリは食いこんだらフッキングするという基本は変わらないのだが
食い込みアタリを出すためにはどうすればいいか、というのがおそらくテクニックになる。
いわゆるモタレとか、コツコツなんていうアタリをグイーンという食い込みアタリにするには
どうすればいいか、これは経験しかない。
さて、話は飛ぶが、なぜ太刀魚の餌釣りをやりたいと思ったか、である。
タチウオと言えばジギングだろ、ルアーだろ、という人も多いと思う。
なんだけど、ジギングのタチウオ釣りと餌の太刀魚釣りはまったくロッドアクションが違うので
何が違うのか?を知りたかったのである。
太刀魚の餌釣りをしてて、分かったことがある。
それは太刀魚の餌の釣りは第一の釣りであり
ルアーのタチウオの釣りは第二の釣りである、ということだ。
第一の釣り、第二の釣りの概念が過去ログにあるので見てね。
餌の釣りは確実に食いに来ているのだ。これは第一の釣りであることは
疑いようがない、しかしルアーの釣りは多分違う。
そもそもタチウオという魚がどのように捕食しているか?というスタイルの研究になる。
THE FISHING の水中映像より、故大塚さんが解説しているけど
タチウオはベイトを失血死させて、弱らせてから確実に食うという行動に出るために
餌にアタックして失血させる。
その後弱ったら確実に食う、というプロセスであると仮説を立てた。
すると、タチウオにかまれると血が止まりにくい、ということにも
十分納得がいく、そのタチウオアタックをバイトとして
フッキングしているのがルアーの釣りであると思うわけだ。
なので、餌の太刀魚釣りは第一の釣り、ルアーのタチウオ釣りは第二の釣りである、と
定義できる。
気が付いたかもしれないが、太刀魚とタチウオを表記でわけている。
自分の中では太刀魚は餌釣りに似合う字であり、タチウオはルアーに似合う字であると思う。
という、持論を展開しながら、餌の太刀魚釣りを楽しんだ。
アタリにはいろいろあり、いわゆるモタレについても
仮説を立ててみた。
モタレとは、餌の端っこを太刀魚が噛んだまま追従する動きのことである。
これで合わせても乗らない。
では、なぜ?太刀魚はモタレという行動を起こすのだろう?
考えたのは、ベイトの失血待ちであるということ。
猿山で、小さい猿に餌を上げても、大きい猿が横取りをする。
同じことが太刀魚に起こっているのではないか?と。
失血させて、さあ餌食うぞ、と思っていったら他の太刀魚に取られる、
それを防止するためではないか?と。
焼肉でも自分の育てた肉が奪われるのは嫌だよね?
だから箸でずっと押さえている感じ。
おそらくこれがモタレの現象を引き起こしていると考えた。
となれば、釣り方はおのずと見えてくるし、
モタレがあるということは太刀魚は周りにいっぱいいるという証拠だろうと。
そこで、確実に自分の噛んだベイトを弱らせて、食うつもりなのだ。
コツコツという餌の端を噛み千切る行動も仮説を立ててみた。
ベイトの尾びれを噛みきる行動、これはベイトの動きを止めたい場合だろうと。
釣れた太刀魚の尾びれが噛みきられていることからも想像できる。
尾びれが無くなればベイトが速く泳げなくなることを知っているのだと。
ついでに失血もするし、ということはまたまた釣り方が見えてくる。
なぜカワハギのように叩くのかも分かってきた。
という持論と仮説を展開しながら、いろんなパターンを試し、ヒットに持ち込む。
しかし水深70m先から手巻きで巻くのは疲れる。電動リール欲しい。
こんなところで、無駄にプロティンで鍛えた腕が役に立った。
この筋肉はキハダ用なのに!(笑)
順調なんだけど、ボトムから探るパターンの欠陥で
ヒットゾーンに道糸が通過してしまうことがある。
そう、起こるのはラインカットである。
このおかげで、天秤2個をロストしてしまった。
PEのリーダーを結ばないといけないが、そんな時間はもったいない。
手元にはリーダーが結んであるリールの糸は単色カラーのPE1号。
リーダーを結ぶ時間がもったいないと、単色ラインで釣りを開始。
釣りになるのか?と思ったが、幸い、棚はボトム付近で、水深70mの
50m、ということは、ボトムまで重りを落として、1回転75cmで巻くから
10回転で7.5m、20回転で15m、30回転で20mと計算して、
釣っていた(笑)
それで、普通に4??5匹釣れたのだ。
ボトムまで到着するのにおよそ20秒かかる、その間にリーダーを用意して
PEラインをサージャンノットを結んで、を4??5匹釣りながら
フォールの時間を利用してちょっとづつ準備して行き、結びなおした。
およそ6投する間の時間だ。
かくして、釣果を下げずにノットを成功させた。
まあサージャンノットだけどね。船の上だし、揺れるし。FGは無理っぽ。
13:00になり、船団の船は次々と寄港していく。ああ、終わりか、、、と思ったが
あれ?まだやるの?まだやるの?と思っているうちに
14:30沖上がり。
本数は30本を数えた。
最大でF4の1mくらい。どうやら竿頭らしい。
初めての餌の太刀魚で胴の間で竿頭ですよ。出来すぎですね。
これで、24日のバリバスカップの良いプラになった。
いわゆる最高のプラになったわけだ。
バスプロならわかると思うが、最高のプラが良い成績を残すとは限らない。
変化に対応できず、良い思い出を引きずってしまうからね。
それと同時に問題点もいろいろ見えてきたので、いろいろ対策を練らないといけない。
天秤の釣りだが、なぜ天秤を使うのか?とか、ドラグは通常ラインが切れるのを防止するために
使うが、別の用途で使わないといけない、とか。
一つ一つ原点を見つめていくと、そこには好釣果がまっていると思う。
そういえば、昔に吉九と吉野家でフグの釣果が吉九の方が微妙に良い、なぜだろう?と
疑問に思った。
その謎が解けた気がする。
出発は30分早い、沖上がりは90分遅い、合計120分も長い時間釣りを
しているのである。そりゃあいいね。(残業だったどうかはわかりませんが、、、)
ってなことで、ドヤ顔で竿頭の写真がHPに乗ったのである。
好調の理由はきっとバリバスカップのプラだからバリバスのキャップを
被っていたからに違いないと思う。
道具はお粗末だけど、テクニック(腕)があれば
胴の間で初めてでも竿頭は可能なんだぜ、という自慢をして終わりたいと思います。
23日は有給なので、次回更新は26日です。
きっとバリバスカップで撃沈とかいう記事でしょう、うるさいわ!
じゃあまた!なんでも釣りやる!研究する!仮説立てる!応用する!たまにはいい思いも!