さて、没物件の解答編である。
その装置はこちら
DVC00079.JPG

なんだが、ベランダに四角い装置がついている。
パンフレットを見ると、「ハト小屋」とある。しかも2箇所。
レース鳩でも地主が飼っているのか?あるいは鳩の飼育が義務付けされているマンションとか?
糞公害、騒音等を考えて当然、ボツにした。
これはモデルルームに行ったときに確認したが、なんか排気の装置らしい。
しかし、パンフレットに堂々と「ハト小屋」って書かれたらたぶん、買おうと思う人は少数で
絶対買うまい、と思う人はたくさんである。
しかも「ベランダの面積にこの面積は含まれていますか?別ですか?」の回答もない。
#共有物を個人のスペースとして計算されていたらいやだから。
排気装置、ということでにおいは?と聞いても回答ない。
#ベランダににおいのあるものはちょっと、、、

昨日、そのマンションの販売会社から電話があった。「よくも悪口書いたなー」かと思って
ちょっとびっくりしたが、そうではなくて売れてないらしい。売り込み。
まあ遠いし、高いし、ハト住んでいるし、ろくな物件じゃないなぁーと思っていたっけ。

最近になってあの、ハト小屋のことを調べた。だれか体験談でも載せてないかなぁと
ぐぐったら

Q:マンションのパンフレットで、屋上にハト小屋って記載されているが、
  屋上で鳩を飼うのですか?
A:屋上のハト小屋とは、鳩を飼うのではなく、屋上に突き出た配管等を囲む、防水処理の為
  に設けた工作物の事で、形が似ているのでこう呼ぶ。

だってさ。知らないよそんなもん。買うのは素人だからさ。
たぶん、売れないのは間取りのパンフレットに「ハト小屋」を書いたせいは40%くらいあると思う。
業界用語をそのまま一般人に使用しちゃいかんよな。誤解を生む。

また別のモデルルームに行った時に「ハト小屋」の話をしたら
「そんなマンションやめたほうがいいですよ、糞すごいですよ」と営業マンが言っていた。
たぶん「ハト小屋」の意味を知っているが、競合相手を蹴落とすためなら針小棒大作戦か。
結局、その営業マンがいるマンションもボツにした。

そのマンションは今回買ったマンションと同じような立地条件だが、デザイナーズ物件ということで有名なデザイナーだった。
都庁だか、フジテレビだかデザインした人だった。
うちの区は条例でマンションを作るときは1戸平均70平米以上という規定があるらしい。
しかし50平米台からあるのでしわ寄せで巨大な部屋を作ることで平均値を調整した結果
異常に巨大なフロアのものが出来ていた。もちろん価格も億ション。
とうぜん、一般家庭は買えず、おそらくヤーサンか芸能人とか社長とかなんにせよ
ごちゃまぜマンションに近い住民層になるだろう。

まあ、この物件の気になった点は基礎パイルを26mしか打ってないところだ。
同じような高さでうちの物件は高さ46mに対しパイルは52mまで打っている。
確かに支持層に届けば26mで十分かもしれないがその物件とうちとは300mしか離れていない。
そんなに地層が違うとは思えない。地震でころりんとマンションが転がることが容易に想像できた。
支持層の基準が会社によって違うのかもしれない。
そのために不動産コンサルタントに何十万も出す気にはなれないなぁ。
たとえば4000万の物件として2割の1000万円弱がデザイン費かと思うと買えない。
つーか、中身はどうなのよ?って感じ。どこで手抜きをしているかわからない。
このマンションはボツだ。ただ、営業電話はかかってこないので結構売れたのかもしれない。

金クエスト(笑)も電話あった。笑える営業内容はまた今度。
ものは言い様だと思った。勉強になった。