仕事であるデモマシーンを作った。予算の関係上3万円PCにした。
で、デモをしている。まあアクセスして中身を見てもらうのが目的だが、
物理的なPCも見たいだろうと思い公開している。
実際仕事になればPCは各自のものを使い、CD-ROMだけを作る仕事になるだろう。

その中で「ちいさいマシンじゃないと受け入れられないよー」という意見があった。
つまり、展示してあるPCをそのまま販売すると思っているのである。
WindowsXPのデモをしていたら「こんな遅いPCじゃ売れない」と言っているのと同じだ。
売るのはPCじゃなくソフトなんだよっと。

これはプロトタイプの意味がわかってないためにしばしば起こる現象だ。
一番わかりやすいたとえで言うと、昔ファッションショーでペットボトルの空きビンを全身にまとっている
モデルがいた。もちろん、それは実用性がなく奇抜な格好であった。もちろん評価されない。
これはコンセプトプロトタイプ、、、やりたいことのプロトタイプである。
で、実際そのデザイナーが新製品として発表したのはペットボルトを原料にした生地で作ったフリースだった。
これはプロダクトタイプ、、、商品としてのプロトタイプである。
この違い、わかるかな?
やりたいことという物事の本質が見えてないと、ペットボトルの空きビン(ビンじゃないな?うーん)
をモデルが着て歩いたときに「なんだよあれ?恥ずかしいじゃん」となる。

物事の本質が見えてないとコンセプトプロトでは何をしたいのか?ということが見えない。
きっと彼も物事の表面しか見えてないのだろう。残念!
で、しょうがないので物事の表面しか見ていないような人でもわかるような
案内文に変更しないとだめかな?と思っています。

ちなみにコンセプトプロトタイプとプロダクトプロトタイプの概念は俺が発見(発明?)したものです。
どこかで得意がって吹聴している人を見たら、ああ真似したんだなと思ってくださーい。別にいいんだけど、、、