脱窒といえばアクアリストの夢。
アンモニア -> 亜硝酸 -> 硝酸塩   このプロセスが酸素を消費する硝化
硝酸塩 -> 窒素ガス+H2o にするのが脱窒である。
これが完成すると水替えをしなくてもいいのである。

これを実験しはじめた。
ゴールはエディニックシェルト大での脱窒装置。
そのためにはまずプロトタイプを実験しないといけない。コア技術の確立である。
プロトタイプには2段階あって、コンセプトプロトタイプ、その次がプロダクトプロトタイプである。
そのまず、コンセプトプロトタイプの実験からだ。

この方式は浄水場のA2O方式をそのまま取り入れるという方法にしたいのだが
実際、ちょっと難しい場合が多い。嫌気槽と無酸素槽の違いがイマイチわからんからだ。
そこで、とにかく流量を落とした巨大フィルターを通すとどうなるのよ?ってところから開始したい。
たぶん実験期間は早くて半年くらいかかると思う。
水中フィルター水中フィルター
市ヶ谷フィッシングセンターで500円で売っていた特売品。
イーロカpf200でもいいと思う。
接着接着
ディフューザーの空気入れのところから水を出している。
そこからホースにつながるようになっている。
12mmホースに12mmホースに
計測中計測中
今回作ったパワーヘッド(?)は無負荷で100cc/min であった。
一般的にこの小型のものは 4L/min なのでさらに絞り込んだわけである。
この程度の水量この程度の水量
大体こんな感じ、製品版はダイヤフラムラムポンプとかチューブポンプになるかな?

金魚池で実験中金魚池で実験中
奥の白いフィルターが脱窒フィルター。
以前2231をつけていたが、7日くらい放置され中は硝化バクテリアが酸素を使い果たし無酸素に近いはずだ。
それに微量流水ポンプをつけているだけである。

一晩たって今朝、フィルターの排出口をみたら、100cc/min をはるかに下回っている。
ぽたぽたぽた、って感じ。
まだ水質検査をしていないがひょっとしたらうまくいっているのかもしれない。
っていうか肝心の窒素ガスはちゃんと排出されているんだろうか??

まあこのポンプに求められる性能は「低水量」「高水圧」である。
なのでチューブポンプとかが欲しいのであるがまあコンセプトプロトタイプだからしょうがないか。

今度の予定としては、、
出てきた水の水質検査で硝酸塩が下がっていたらやや成功
窒素ガスが出てきているか確認すること。
フィルター内の濾材をやめ、ベアタンクっぽいものに脱窒装置を作り替える。
#結局、流水量が少しだとバイパスされまくりで最短距離しか移動しないはずなので、濾材の意味がない。

って作業があります。まあこのフィルターは脱酸素槽って位置づけにしてもいいんだけど、、、
装置全体は大掛かりになってしまって
たぶん、、、
低流量パワーヘッド、嫌気槽攪拌ポンプ、無酸素槽攪拌ポンプ
とパワーヘッド替わりのポンプが3つも必要になります。
フィルターも、脱酸素フィルター、嫌気槽、無酸素槽の3つポリタンク必要。
うまくできるでしょうか?
その前段階に活性汚泥を作る、という作業があったりしますがね、、
とりあえずやることは見えているのでちょっとづつやりますわ。
いっきにやると、何が原因でうまく行ってないのか?がわからなくなりますので、、、、