シーバスは紫外線を見ることが出来ます。
人間はRGBの可視光線しか見えません。
シーバスはRGBVの4色が見えているのです。

そこで、紫外線を目いっぱい反射するルアーの製作を開始しました。
ベースのルアーはスーサンです。

普通、ルアーメーカーならこの実験段階では公表しないですが、わしは公表してしまう!

アルミを選んだのは
アルミの反射率、紫外線から可視光線、赤外線領域までも広い周波数で、90%以上の反射率を持った物質です。
http://www.valtech.to/photo/36112/hikari.htm参照で


ところが市販のルアーはUVカットしているトップコートを使っているので、紫外線を吸収してしまいます。
せっかくの紫外線の反射を殺してしまっている。

ルアーの色のチェックをするのが人間なので、RGBの可視光線しかチェックしない(出来ない)のです。
紫外線領域まで、ちゃんとチェックしているルアーメーカーは少ないと思う。

そこで!!紫外線を反射するアルミ貼りのルアーを作り、釣果がUPするという仮説を検証すべく
一般的に流通しているルアーをベースにアルミの効果を確かめよう、という実験です。

今回ベースに選んだのがスーサンというシンキングミノーです。
ラパラが手元にあればラパラにしたのですがね、、、、まあいいや。
スーサンなら使っている人も多いので、どんな釣果か感覚的に知っていると思います。

ところが、この手の小型ミノーにアルミを貼ると、重さや、厚さで、ルアーのアクションが変わってしまうことがあります。
この問題を解決するには、、、、

アルミスプレーだ!!

アルミコートスプレーアルミコートスプレー
ということで、アルミコートスプレーをチョイス。

アルミ色、ではなく、アルミの粉の塗料です。

ルアーを塗るために部品はずすルアーを塗るために部品はずす

スプリットリング類をはずして塗装に備えます。

業務用って文字が光ります業務用って文字が光ります
業務用ですね。コンシューマー用ではないですが
まあなんの業務だろう???

1本2000円近くするので、銀色のラッカーとは違うのだ。

アルミを吹いた図アルミを吹いた図

よく、ルアー作成工程で、「シルバーを吹く」なんていいますけど、
実は間違いだということがわかります。
銀色を塗る、と、アルミを吹きつけるはまったく別物だということがわかりますね。
アルミの厚さは20-30ミクロンだそうです。
通常のアルミ箔は0.1mmだから100ミクロン、それに両面テープが0.1mmくらい、塗装のほうが優れている。
薄くても有効ですね。

乾燥中乾燥中

これで、全身総アルミのルアーが出来ました。
あとは目を貼って、フックつけて、実釣するだけです。
当然、普通のスーサンも持っていきます。

仮説が正しければ総アルミルアーの方が釣れるはずです。
あとは釣りに行く機会があればなぁ、、、、
実験結果は1年くらい使ってみて結果が出るでしょう。

ちなみに、バスも紫外線領域が見えます。
川魚は総じて紫外線領域が見えていないようです。
魚によって目の網膜の細胞のつくりが違うので、紫外線が見えている魚には正しい紫外線アプローチがひつようだと思います。