日本全国235人のファンのみなさまこんにジバニャン

妖怪ウォッチの抽選販売に行ってきました。ふなです。



前日に120個発売だと分かっていたので、300-500人くらい並ぶんじゃないのか?

なんていう話をしていました。

買えるかな?買えないかな?と長女(小6)がドキドキしていたので

算数をつかって確率を一緒に計算してみました。



120個の抽選発売で360人が並んだとして

4人家族が4枚の抽選券を使い、1個以上買える確率はいくつか?

という問題です。

中学入試とかに出そうな問題ですね。

暇な人は計算してみましょう。



ちなみに考え方ですが、4枚の抽選券を使うと

買える数は5種類あります。

0,1,2,3,4個の5種類です。

そのうち1個以上なので、0個の確率を求めて、1から引くと

1個以上買える確率が求まります。



抽選券1枚あたりの当たる確率は1/3です。

0個、つまり全員外れる確率は全員 2/3 の外れを引くということなので

(2/3)*(2/3)*(2/3)*(2/3)= 16/81

計算しやすくするため 16/80 とすると

1/5 です。全員が外れる確率は 20%

つまり、1個以上買える確率は 80% となり、

まあ、買えるんじゃない?という結論に至りました。

そして、算数が実生活で初めて役に立ったと、喜んでおりました。



当日、抽選券の列は想像以上に長く、もらった整理券の番号は600番台。

まだ後ろにいます。

1000人くらいでしょうか。

当選番号発表まで金ちゃんで金魚釣ったりして遊んで

発表会場へ、

なんと2個当たっていました。

そして、最終的に1000人超えていました。

(抽選券最大数は1030くらい)



120個発売で1080人並んだとして、4枚の抽選券で、、

2個当たる確率を求めようかと言うと、もう当たったからいい、と

超現実主義な長女でした、、、、

(ちなみに1%くらいです(笑)すごいんだよ!)



同じことが釣りにも応用できるんじゃないか?と思っていました。

飛距離は武器になるといいますが、じゃあ具体的にどのくらい

違うの?ってことです。

60mが66m飛んだとしてどのくらい釣果が違ってくるのか?

計算したことはありますか?

単純に1.1倍だから110%の釣果比じゃないか?と

思っていませんか?





計算している間に、昔計算した例題をあげます。

へらぶなのバランスの底釣りで、ハリスを70cm、80cmに

した場合、最大餌を餌の間は何cm開くか?を計算していました。

いわゆる数学的アプローチというやつです。

最低は差の10cmです。

でも、10mじゃないだろう、と感覚的にわかりますね。

求め方は簡単です。

直角三角形の応用です。

上針がまっすぐ70cm、下針は斜めに80cm。

底と上針は90度、上針から餌までの距離を求める。



ピタゴラスの定理で

(80^2)=(70^2+X^2)

6400=(4900+X^2)

6400-4900=X^2

X=38.7298334621

最大38cmちょっとというわけです。



38cmって魚1匹分ですから、かなり広い範囲ってことになります。

イメージだけでなく、計算すると本当の姿がみえてきます。



同様に過去の計算。そして

今期、私がカワハギ釣りをやりたい理由も含めて以下の問題。

「よりもどしからハリス留めまで20cm、そこにハリスがあり、

 カワハギの餌のアサリがある。カワハギがアサリを吸い込むと1cmアサリは

 カワハギ側へ動く、その時、道糸がどのくらい動くか?」



同じピタゴラスの定理を使うと

縦20cmの、横1cmで直角を持つの直角三角形で、斜めの線と

縦の線の差が、道糸が動く範囲となる。

数ミリ動くのかな?と想像するよね?

実際計算すると、、

(20^2)+(1^2)=x^2

x=20.0249843945

20cmとの差は 約 0.25mm

道糸の動く範囲は0.25mm ですよ、竿に伝わるわけがないし

穂先にすら現れない。



すると「カワハギのアタリは小さいので高感度なロッドが必要だ」という

キャッチコピーは嘘だということになる。



じゃあ、穂先に現れるバイトはなんだ?って考えると、どう見ても

吸い込むバイトではない。

食って反転、程度の大きい動きしか考えられない。

じゃあ高感度のロッドは必要ないじゃないか、ということが分かる。



当たり前だけど、数字を用いないで説明しないものはすべて嘘だと思ったほうがいい。

先日、ブルースコード2のPVがすごい、って言ったと思うけど

そこにはちゃんと数字で説明している。

そして第3者が検証できるような説明になっている。



泳ぎの動画だけみせて、ややウォブリングが増えたように思える、とか

はぁ?って感じの説明をつけた動画も多い。数字をまったく使わず

STAP細胞じゃないんだから、つれまぁーす。っていうビデオ見せられても

よし、買おうか、とは思わないんだよなぁ。

第3者が検証できて初めて数字は意味を持つ。



さて、60mと66mの飛距離の差は釣果差にどのくらい影響があるか。

計算で求められるのでやってみよう。

前提として、手前ではヒットしない。

扇状に投げるとして、角度は60度くらい。

つまり、カットしたバームクーヘンの面積の比較みたいになる。

まずは半径60mで、中心の穴の半径が50mのバームクーヘンを求める。

60*60*3.14=11304

50*50*3.14=7850

11304-7850=3454

3454はバームクーヘン、それを60度分つまり1/6 だとすると

575.6666666になる。これが従来のプロダクティブゾーン。

次は66mのバームクーヘン。



66*66*3.14=13677.84

50mをくりぬくと、5827.84

その1/6は971.30.



飛距離が60mのルアーのヒット面積は575である

飛距離が66mのルアーのヒット面積は971である。

約1.7倍の差となる。





飛距離が1.1倍になると、釣果は1.7倍になることがわかる。

シーバスならまだしも、これがマグロだったら、あなたにとっては

魅力的な話はではないか?

なぜ、私が初期から9.6-10ftの竿を使うのか、なぜ、飛距離にこだわるのか、

9ft以下のシーバスロッドに魅力を感じないのか、

その辺も理解しないと、飛距離なんて関係ねー!っていうスタイルの人とは

分かち合えない部分だと思う。



もちろん9ftでも8ftでも対岸に届く、という場所では

意味のない計算式である。





計算しないとわからないことは多い。

なぜなら、正しいイメージを持っていないからだ。

数学的アプローチは誰でも出来るから、ぜひやってみて欲しい。

まあ、その前に数字を使えない有名人、プロが多いのも事実なんだが、、、

彼らは右脳で釣りをするので人に自分の釣りを説明できない。



じゃあまた!計算!飛距離!大事だよー