日本全国183人のファンのみなさまこんにちは

そろそろ釣りが解禁になりそうなふなです。もう少しだ!

 

 



釣り人と水鳥保護

 



この問題に対し、ちゃんとした根拠に基づく発言を聞いたことがないので

ここにまとめてみたいと思う。

※私個人の理解です。

 



釣り人は水鳥を保護しないといけないのか?

答えはNOだ。

その義務はない。(法律的に)

 



でもNBCのステッカーって水鳥マークだし、

水鳥保護で、ラインの被害があるからと、

フィールドに糸を捨ててはだめ、っという話を聞いたことはあると思う。

 



なぜ水鳥は保護されないといけないのか?

ムクドリやカラスは害鳥だから、この鳥が被害にあっているのであれば

別に保護しなくてもいいはずだ。むしろ釣り人GJと言われるはずだ。

 



水鳥保護で検索するとキーワードが出てくる

それはラムサール条約である。

これが関係しそうだ。

 



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%9D%A1%E7%B4%84

ラムサール条約

 



これは国際条約であり、日本は1980年条約第28号として、発効した。

ラムサール条約は水鳥の保護を謳った条約ではない。

主に湿地の保護を目的としたものである。

 



従って湿地を保護しなければならないが、その他の地域にいる

水鳥は保護しなくてもいい。

もちろん、鳥獣保護区は別だが。

そのように、法律で守られているところの水鳥は保護しなければ

ならないが、他の場所では守らなくても違法にはならない。

 



どんな湿地も、どんな水鳥も守らなくてはならない、ということではない。

釣り人の違法行為となるのはラムサール条約で設定されている湿地を

水鳥が住めなくする行為であり、ここでのライン放置は違法行為となる可能性が高い。

船橋の三番瀬で不幸にもラインが切れてもそれは違法行為となる可能性は低い。

(あくまでもラムサール条約や鳥獣保護区の話です。不法投棄は別問題)

 



ではラムサール条約で設定されている湿地はどこだろう?

それは政府のホームページにある。

http://www.env.go.jp/nature/ramsar/conv/2-3.html

 



これを見ると、関東では谷津干潟、関西では琵琶湖がメジャーポイントかな。

琵琶湖でバス釣りするにはラムサール条約湿地以外で行なうといい。

(あくまでもラムサール条約内の話です)

琵琶湖も全面条約内ということではなく、一部であると思います。

 





関東では谷津干潟ですね。

(あそこにフィッシュイーターの魚がいるとは思えないが)

あとは渡良瀬遊水地も対象。

ブラックバスを追うのもいいけど、渡良瀬遊水地はやめたほうが無難、と

いうことになる。

 



逆にいうとラムサール条約に制定されていない場所で

なおかつ鳥獣保護区以外の場所での水鳥は守らなくても合法である。

(もう少し、鳥類保護の対象の法律、条令等はあると思うが)

 



すべての場所での水鳥保護はスタンスとして分りやすいのでそうしているみたいだ。

だが有名人、プロの話として、「なぜ水鳥を保護しないといけないのか」

「何が違法で何が合法か?」は正確に語られて来た事は無いと思う。

 



かの村田基さんは、水鳥保護のため、20lb以下のラインは使用しない。

もともとフィールドを汚さないという信念に基づく行動であり

根掛かりした際も針が伸びてルアーが回収できる太さは20lb以上だからだ。

私も昔、ラバージグを作ったが、12lb以上のラインで引っ張ると

フックが伸びて、ラインやルアーを水中に残さない仕様にしていた。

細軸の針を使うとそういうセッティングがいけます。

5lb以下の細いラインは水鳥に絡みやすいという話だったと思う。

村田さんの信念と行動が一致しています。

 



村田さんも著書の中で「細いラインを使いなさい、そして根掛かりしやすい

場所で釣りしなさいって言えば釣具屋としては万々歳なのだがそれを

やっては終わりだ」みたいなことを言っていた。

 



説得力で言えば細いラインを使いましょう、根掛かりする釣り方で釣りましょう、

と言っている人が水鳥を守りましょう、と言ってもあまり説得力がない。

水鳥を守るために5号以下のPEは使わない、根掛かりしないためにTOPでしか釣らない、

というプロや有名人の行動も伴えば説得力は増すと思う。

 



個人的見解を述べさせてもらうが、まとめとして

 



・水鳥保護の考え方はラムサール条約が基になっている

・ラムサール条約は水鳥の住む「湿地」を守る条約である

・従って、釣り人はラムサール条約に登録されている「湿地」を守る義務がある

 



が正しい認識であると思う。

 



それ以上は過剰反応である。

すべてのフィールドが対象ですべての水鳥を守ろう、は行き過ぎであるということだ。

 



ではなぜ、釣り糸と水鳥の関係がクローズアップされるのか?

水鳥の死因のトップが釣り糸によるものです、という記事を

見つけられたら良かったんだけど、そんな記事は見つからなかった。

 



鳥の死因ので調べると、原因不明、酔っ払い、インフルエンザ、雹、交通事故、温度変化、

プラスチックゴミの誤飲などが

検索されるが、釣り針、釣り糸、は引っかからない。

 



セキセイインコは死因ランキングがあったんだけど、、

 1位.精巣腫瘍(オス)

 2位.事故(飼い主の不注意による事故)

 3位.卵詰まりなど生殖器系の病気(メス)

 4位.皮膚腫瘤

 5位.事故(仲間からの攻撃,外敵など)

 6位.鉛中毒,痛風,熱中症,寒さ,ストレス,怪我,寿命など

 



釣り糸、釣り針は6位の「怪我など」のほんの一部ですかね。

 



あ、ありました。

鳥類学者で生物学の教授でもあるダニエル・クレム・ジュニア博士によると,

鳥の死因で人間の関係する最大のものは,おそらく生息地の破壊を除けば,

窓ガラスへの衝突死です。

http://wol.jw.org/ja/wol/d/r7/lp-j/102009047

 



生息地の破壊、つまりラムサール条約が有効とわかります。

 



それ以外だと窓ガラスの衝突死だそうです。

釣り人は無罪、と言いたいですね。

無理矢理こじつければ生息地の破壊の可能性もありますが

釣り人が破壊するわけではないです。

 



釣り人のフィールドと水鳥の生息地は密着している可能性がある。

だからすべてのフィールドで、すべての水鳥を守るのだ、というこじつけ論理が

出来ると思いますが、どう見ても最大の要因にはなりません。

 



水鳥の敵としてエスケープゴートとして釣り人が取り上げられる原因は

なぜでしょうか?それはきっとこんな感じだと思う。

 



・ほとんどの鳥の死因は原因不明。

・釣り糸が絡まっていて死んでいたら死因は特定できる。

・原因不明で大量に死んでいるが、悪者を見つけられない。

・ごく少数だが、原因がはっきりしている釣り人を悪者に仕立て上げることが出来る。

・釣り人は反論できない(原因が釣り糸、釣り針である写真、動画等が出るので)

 



こんなプロセスだと思います。

特に鳥に釣り糸が絡まっていたりする写真や動画(TV報道)などは

目にする機会が多いですが、その原因もこんな風ではないか、と思います。

 



それは原因から死亡までの時間が「長い」からです。

毒物、交通事故、窓への激突死では原因発生から死亡までの時間はほんの数秒~数時間です。

これを動画や写真に撮られることは少ないです。

それが問題視されるチャンスもなかなかない。

 



似た例で矢ガモもあります。

矢が刺さっているカモの動画や報道を見たことがあると思います。

一瞬で打ち抜かれて、死亡していたら死骸があってもニュースにすら

ならないのでしょう。矢は回収されるだろうし。

 



テレビでは痛々しい姿を映すことに意味があるからです。

視聴率が取れる、鳥がかわいそう、釣り人ゴルァ!となる

ことがわかります。

 



釣り糸や針が原因の場合も同じです。

糸が足に引っかかってから死亡するまで、おそらく数日~数週間かかります。

その間、他の死因に比べて発見される確率がうんと上がります。

なので、ネタにされやすい、のです。

 





でも逆に考えてください。

原因から死亡まで、短期間の場合は鳥を助けることが出来ませんが

時間が長いと、助かる率が格段に上がるのです。

発見するチャンスがあり、救出するチャンスが他の要因に比べ多くある。

釣り糸や釣り針が原因の場合は他の要因に比べて助かる確率が

うんと高いのだと。

 



「釣り人は水鳥を殺している」ということに言われっぱなしでしたが

正しい知識を持てばちゃんと反論できるようになりますね。

1つは、レアな事故を主な要因と錯覚させる報道体制

1つは、釣り糸が原因の場合は他の要因と比べ助かる率がうんと高い

1つは、鳥が人間の影響で一番の死因はビル窓への激突死

 



釣り人の害なんて鳥にとっては取るに足りない原因であると。

 



私が言ってもあまり影響力はないかもしれません。

プロや有名人はもっと情報発信して欲しいと思います。

この問題に真正面から取り組んだ人はほとんどいないと思いますので。