日本全国183人のファンのみなさまこんにちは
電気バイク屋を開業する計画を立ててます Think BIG,Small Start ,Scale fast ですね、のふなです。
村岡さんの「ルアーに反応する遺伝子を残そう」
工藤さんの「1mに育つ遺伝子があったかも知れない」
と、エグゼクティブやアドバンスの方が書かれると
ちょっと待て、と思ってしまいます。
正しい情報を発信しようよ、と。
結論から言うと、そんな遺伝子は存在しない。
なんだけど、生物学的に裏づけされて
染色体の26番目の情報がGYCG型になっているスズキには
ルアーに反応する遺伝子を持っていることがわかった、とか
科学的に証明されているなら支持するけど
そんな論文も研究結果もない。
実はお二人の発言の大元は「マナーを守ろう」だったりする。
遺伝子云々はそれの権威付け、と呼ばれる行為である。
以前に書いた、水からの伝言、とかいう本と同じ。
根本はマナーとか生き物を大切に、という考えを広めたいのだが
その権威付けに遺伝子の話を持ってきているだけである。
誰かが正さないと、本当だと信じてしまう人がいると大変。
ルアーに反応する遺伝子がないのと同じで
1mに成長するスズキの遺伝子も存在しない。
もともと魚には成長限界がないことが研究結果でわかっている。
成長限界がないってことはベイトをたくさん食べればその分
大きくなるってことだ。
大きくなる遺伝子といえば、三倍体が有名である。
おおまかな説明で言うと繁殖遺伝子を無くすと
体が3倍くらいに大きくなる。
詳しくは3倍体で検索してみて。
ただし、大きくなることと引き換えに繁殖能力はないので
1世代のみの命だ。
子孫に残すことは出来ない。
だから仮にシーバスの3倍体固体がフッコの状態で泳いでいて
リリースしたとしても子孫を残せない。
※個人的には三倍体のシーバスは魅力的である
単純に2mオーバーのシーバスを釣りたいじゃないか。
ベイトの量が1万として、1mに育つシーバスひ必要なベイト量が
1万として、そのエリアに1匹だけいれば1mのシーバス1匹が
育つが、2匹だと70cmのスズキ2匹という計算が成り立ち
1mオーバーのシーバスは釣れない。
※70cmという大きさは適当です。
なので、セイゴをリリースする行為は1mに育つシーバスの固体を
減らしているのと同じである。
10月にみなさんが「間引いて」いるおかげで
東京湾で1m超のシーバスが釣れるのだ。
生物学的にはこれが答えだが、だからといって
小さい魚なんて適当に扱えばいいよ、とは言えない。
結果、自己矛盾である。
大きさと数の話は前のブログで書いたと思うので
それを参考に。
つまりだ、プロや商業アングラーは、マナーやリリースの大切さを
広めるのは全然かまわない。が、そこに嘘をまぎれさせてはいけないと思う。
自分の言葉で、科学の権威を借りることなく広めて欲しい。
さて、ここまで読んだあなたは、「じゃあベイトがいっぱいいればいんじゃない?」と思っただろう。
その通りである。
その懸念があるのが瀬戸内である。
排水を綺麗にしすぎたために
リン等の水の養分が少なくなった
↓
植物プランクトンが増えない
↓
動物プランクトンが増えない
↓
小魚が増えない
↓
大型のフィッシュイーターが増えない
漁獲高が年々下降線
水質は年々綺麗になっている。
という報告がある。
意味は違うが「水、清ければ魚住まず」である。
東京湾のベイトの量はおそらく毎年同じだけある。
それをいろんな魚がシェアしているのだ。
食物連鎖の頂点の大型シーバスを支えるには
そこに回すだけのベイトが必要なのである。
セイゴがそれを食べてしまっていたら、、、、
なので、以前のログに書いた、シーバスの数を増やしたいのか
シーバスの型を大きくしたいのか、というところだ。
セイゴやフッコのリリースに失敗することもあるだろう
でもそれだけで悪かどうか決めてはいけないと思う。
コインの裏は錆びている
これを見てどう思うだろうか。
きっと貧困はかわいそうだ、我々が毎日ちょっと我慢すれば
彼らの暮らしは良くなる。
そう思うかもしれない。
大きな間違いである。
我々が豊かな暮らしを行なえるのは彼らが貧困生活をしているからだ。
単純に計算しよう、1日1ドル(100円)以下の生活をしている層があり
我々は1日100ドル(年収365万円)程度の生活をしているとしよう。
1ドル以下の層は100ドルの層の10倍人口が居るとして
11人で「平等に」分けると
110ドルを11人で分けるので1日10ドル(1000円)になる。
1ドルの層は10倍の収入になり、小屋をたてホームレス状態から
バラック住まいくらいになるかもしれない。
100ドルの層は年収36万円になるので、
家すらなくなり、ホームレス状態になるかもしれない。
それが平等だ、
つまりコインの裏は錆びているのではなく、
コインの裏は錆びていなくてはいけないのである。
東京湾で1mのスズキが釣れるためには
間引き行為がなければならない、ということである。
ちなみに、釣り人の間引き行為はたいした影響ではない。
一番は漁師の捕獲である。
千葉県三番瀬の漁港がスズキの水揚げ高日本一だそうだ。
そこでは1mオーバーのスズキがゴロゴロ、、、ではなく
フッコサイズのスズキがいっぱいいた。1g1円で販売だそうだ。
漁師の間引きが桁外れに多いので釣り人の
セイゴ、フッコのリリース失敗など、気にする必要はない
程度の影響力である。
プカプカ浮かぶ魚体はやがて微生物が分解し、
カニが食べ、ベイトを育てるのだけれど。
うーん、真実は書かないほうが良かったかな。
でもこれはプロやアドバンス、有名人は書けないだろうから
こういう考え方もあるってことで。
電気バイク屋を開業する計画を立ててます Think BIG,Small Start ,Scale fast ですね、のふなです。
村岡さんの「ルアーに反応する遺伝子を残そう」
工藤さんの「1mに育つ遺伝子があったかも知れない」
と、エグゼクティブやアドバンスの方が書かれると
ちょっと待て、と思ってしまいます。
正しい情報を発信しようよ、と。
結論から言うと、そんな遺伝子は存在しない。
なんだけど、生物学的に裏づけされて
染色体の26番目の情報がGYCG型になっているスズキには
ルアーに反応する遺伝子を持っていることがわかった、とか
科学的に証明されているなら支持するけど
そんな論文も研究結果もない。
実はお二人の発言の大元は「マナーを守ろう」だったりする。
遺伝子云々はそれの権威付け、と呼ばれる行為である。
以前に書いた、水からの伝言、とかいう本と同じ。
根本はマナーとか生き物を大切に、という考えを広めたいのだが
その権威付けに遺伝子の話を持ってきているだけである。
誰かが正さないと、本当だと信じてしまう人がいると大変。
ルアーに反応する遺伝子がないのと同じで
1mに成長するスズキの遺伝子も存在しない。
もともと魚には成長限界がないことが研究結果でわかっている。
成長限界がないってことはベイトをたくさん食べればその分
大きくなるってことだ。
大きくなる遺伝子といえば、三倍体が有名である。
おおまかな説明で言うと繁殖遺伝子を無くすと
体が3倍くらいに大きくなる。
詳しくは3倍体で検索してみて。
ただし、大きくなることと引き換えに繁殖能力はないので
1世代のみの命だ。
子孫に残すことは出来ない。
だから仮にシーバスの3倍体固体がフッコの状態で泳いでいて
リリースしたとしても子孫を残せない。
※個人的には三倍体のシーバスは魅力的である
単純に2mオーバーのシーバスを釣りたいじゃないか。
ベイトの量が1万として、1mに育つシーバスひ必要なベイト量が
1万として、そのエリアに1匹だけいれば1mのシーバス1匹が
育つが、2匹だと70cmのスズキ2匹という計算が成り立ち
1mオーバーのシーバスは釣れない。
※70cmという大きさは適当です。
なので、セイゴをリリースする行為は1mに育つシーバスの固体を
減らしているのと同じである。
10月にみなさんが「間引いて」いるおかげで
東京湾で1m超のシーバスが釣れるのだ。
生物学的にはこれが答えだが、だからといって
小さい魚なんて適当に扱えばいいよ、とは言えない。
結果、自己矛盾である。
大きさと数の話は前のブログで書いたと思うので
それを参考に。
つまりだ、プロや商業アングラーは、マナーやリリースの大切さを
広めるのは全然かまわない。が、そこに嘘をまぎれさせてはいけないと思う。
自分の言葉で、科学の権威を借りることなく広めて欲しい。
さて、ここまで読んだあなたは、「じゃあベイトがいっぱいいればいんじゃない?」と思っただろう。
その通りである。
その懸念があるのが瀬戸内である。
排水を綺麗にしすぎたために
リン等の水の養分が少なくなった
↓
植物プランクトンが増えない
↓
動物プランクトンが増えない
↓
小魚が増えない
↓
大型のフィッシュイーターが増えない
漁獲高が年々下降線
水質は年々綺麗になっている。
という報告がある。
意味は違うが「水、清ければ魚住まず」である。
東京湾のベイトの量はおそらく毎年同じだけある。
それをいろんな魚がシェアしているのだ。
食物連鎖の頂点の大型シーバスを支えるには
そこに回すだけのベイトが必要なのである。
セイゴがそれを食べてしまっていたら、、、、
なので、以前のログに書いた、シーバスの数を増やしたいのか
シーバスの型を大きくしたいのか、というところだ。
セイゴやフッコのリリースに失敗することもあるだろう
でもそれだけで悪かどうか決めてはいけないと思う。
コインの裏は錆びている
これを見てどう思うだろうか。
きっと貧困はかわいそうだ、我々が毎日ちょっと我慢すれば
彼らの暮らしは良くなる。
そう思うかもしれない。
大きな間違いである。
我々が豊かな暮らしを行なえるのは彼らが貧困生活をしているからだ。
単純に計算しよう、1日1ドル(100円)以下の生活をしている層があり
我々は1日100ドル(年収365万円)程度の生活をしているとしよう。
1ドル以下の層は100ドルの層の10倍人口が居るとして
11人で「平等に」分けると
110ドルを11人で分けるので1日10ドル(1000円)になる。
1ドルの層は10倍の収入になり、小屋をたてホームレス状態から
バラック住まいくらいになるかもしれない。
100ドルの層は年収36万円になるので、
家すらなくなり、ホームレス状態になるかもしれない。
それが平等だ、
つまりコインの裏は錆びているのではなく、
コインの裏は錆びていなくてはいけないのである。
東京湾で1mのスズキが釣れるためには
間引き行為がなければならない、ということである。
ちなみに、釣り人の間引き行為はたいした影響ではない。
一番は漁師の捕獲である。
千葉県三番瀬の漁港がスズキの水揚げ高日本一だそうだ。
そこでは1mオーバーのスズキがゴロゴロ、、、ではなく
フッコサイズのスズキがいっぱいいた。1g1円で販売だそうだ。
漁師の間引きが桁外れに多いので釣り人の
セイゴ、フッコのリリース失敗など、気にする必要はない
程度の影響力である。
プカプカ浮かぶ魚体はやがて微生物が分解し、
カニが食べ、ベイトを育てるのだけれど。
うーん、真実は書かないほうが良かったかな。
でもこれはプロやアドバンス、有名人は書けないだろうから
こういう考え方もあるってことで。
コメント
コメント一覧 (4)
どもども、
仕事のメールの文法で書くと
「お客様のご認識の通りとなります」なんだけど。
少なくてもルアーに反応する遺伝子の存在が確認された事実はないです。
我々が食品サンプルと本物を見分けられないように
匂いのする消しゴムをおいしそうと思ってしまって噛んだりしたり
整形美人と天然美人が見分けられないように
そんな遺伝子はない、と思います。
ルアーに反応しない=いかなる環境下においてもエサを食べない、口を開けない、という魚は
そもそも死滅しているんじゃないかな。
と、思います。
私は村岡さんのこの話に乗ってしまいました。
遺伝子に関しては、村岡さんの言っていることは全くの嘘だと言う認識で良いですか?
どもども、
性格ですか、確かにあるかもしれませんね。
論文を見てみたいです。
探そう。
バラツキの端って相当偏差値が高いか、低いかですね。
ってことは、大きくなる固体と同数くらい
小さいままの固体がいるのか
うーん、セイゴと区別がつかんなー
わかるのかな、、、、
こいつはセイゴの癖にずいぶん大人びた顔をしている!とか
あ、ウロコを見れば年齢わかるんだっけ、、、
年なしセイゴが発見されたときにバラツキ仮説が実証されるのかも
でも本題はちゃんとリリースしましょう、ってことですよね。
もう少し視野を広く見てちょうだい。
生物の動態的な話。
大きくなる三倍体の話ではない。(そもそも三倍体とは遺伝子自体は変わらん)
同種間でも、「生活行動に偏りを示すことは遺伝子起因による」と科学的根拠が示されてます。
簡単に言うと「性格」のような物。
スズキだから全てが同じ行動をするのではなく、群れや固体でもそれぞれに異なる性格を持ち、それは遺伝子によって大きく変わりますよね?と言う話。
「個体数÷エサ=大きさ」は私も賛成。
でだ、大きくなるスズキは、エサとのバランスであるなら、そのエサへの依存の仕方も性格で異なる。
様々なベイトがいて、川や港湾などの環境もある。
それは遺伝子という性格が左右すると言えるのではないかと。
東京湾で大きいのを狙っている人は知っている。
コノシロだよね~とか。
この場所に必ず来るよね~とか。
コレはまさに、遺伝子という性格の可能性がある。
統計的手法のみでは、生物の行動って解明できないですよ。
バラツキが多い分野にて、n数が全体の固体に対し少なすぎるものは根拠としてなりえない。
個人的には「バラツキ」の端に居るのが、大きくなる固体と思ってますが、これいかにw
あ、これはアングラーとしてのロマンの話しか(爆)
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