日本全国123人のファンのみなさまこんにちは

珍しく6日連続とかで更新してます、ふなです。



広告だらけのサイトになりつつある fimo ですが

似たモデルがあったので紹介します。



http://www.gizmodo.jp/2012/06/flickr_1.html

参考に



yahoo が flickr を買収してダメにした、そして次は

Tumblr  を買収した。ダメになることをユーザは恐れている。



という記事。



似ているなぁと思ったのは

業界で影響力の大きいアマチュアにサポートをつけて

アドバンスにすると、とたんに商売気を出し

アマチュアのいいところが死んじゃうってモデル。



結局欲しかったのは広告塔であり宣伝マンだったということか。

となる気がするんだよなぁ。



WBS(ワールドバスソサエティ)の吉田幸二さんも言ってたが

ロッド1本やルアー数個で魂を売る選手をいっぱい見てきた。

スポンサーやサポートが付いたら個性が死に

ただの宣伝マンになってしまう。と嘆いておられた。



似たようなことが目の前でも起こっているなぁっと。

そしてそのビジネスモデルしかない業界なんだろうかと。

昔R社のモニターをやらせていただいたのだけど

使いたくもないのに使うわけですよ。

その製品をよいしょするわけですよ。



何投げても釣れるシチュエーションでわーい、このルアー釣れる!って

いうことするんですよ。

もうね、アホかと。

その前に、釣りが面白くなくなってくるんですね。

「XXX見ました、XXXXって釣れるんですね、買ってみます」みたいな

コメント見るたび心が痛むんですよ。

いや、そのルアーじゃなくても釣れるし、この道具じゃなくても釣れるよ。

って言いたいです。



今週、雲の階段というドラマの最終回でした。

こんなセリフがありました。

「君は梶井基次郎の小説『檸檬(レモン)』を読んだことがあるかね?青年はたまたま1つのレモンを手に入れ、その香りに魅せられる。青年はレモンを手に、住む世界が違うと人達の集いに立ち入り、レモンを置く。青年は、そのレモンが爆発すれば良いのに、という幻想を抱く」



「君は無資格医というレモンを手にした。私には分かる。君はまだレモンを手放していない。君のその手は、まだレモンを握っている。君はまた偽医者を続ける」



トッププロが魚持ち込んだり、生きエビを使ったり

釣れないのに釣れた事にするわけですよ。

その誘惑に勝つってものすごい精神の強さが求められます。

人間の弱さがもろに露呈するんですね。



俺の血の色が赤くて良かった。そしてもう檸檬は持っていない。



ジョブスじゃないけど、この業界、この世界、変えたい、そう思っています。

fimo はその基盤になるかと思ったのですが違うようです。

既存のビジネスモデルの最適化には向いていると思います。

影響力のあるアマチュア発見器であり、カースト制度を確立し

集客した会員は養分であり、いかに搾取するか、という

モデルには最適なプラットフォームになりつつあります。



檸檬を手放したくないのはよくわかる。

人間は誰でも弱い生き物なのだから。

しかし、他人を騙してまで私腹を肥やそうとは思わない。