昨日のエントリーにも書いたけど

バスの巨大団体、JBNBCがシーバス業界に参入したら勝てないのではないか?という危惧がある。



知ってのとおり、JBNBCはバスの団体だ。

そこから実はへらぶな団体も発足している。NHCだ。

現在はJBNBCの管理下を離れ、独立したNPOになった。

もともとNHCは外来魚ほげほげの法律が出来たときに

別のゲームフィッシュを求め、へらぶなにも来た経緯がある。

なので、他魚種に進出することは簡単だ。

それがシーバスに向かないという保証はない。



そこで、JBNBCがシーバスに進出したとしよう。

それでも勝てる(集客できる)仕組みがあるか?だ。

JBNBCのプラットフォームはトーナメント団体である。

アマチュアのNBCとプロのJBに分かれている。

私がプロの区分をしたときに使った

トーナメントプロを多く輩出している。

方法は単純だ。

NBCで修行して、上位ならJBマスターに登録できる。

JBマスターからさらに上位でJBトップ50に登録できる。

つまりトッププロは50人しかいない。

NBCの会員はたしか全員で2万人だった気がする。

今はもっと少ないかな、

こちらが1万人集めたところで、向こうが参入してJBNBCは2万人からのスタート。分が悪い。



一方スワンのプロはメディアプロを意味していると思う。

同じトーナメントプロの仕組みを持つのか?

避けるのか?も大事なことだ。

トーナメントプロは成績のみ、トップ50意外のマスター選手は

一応名目上はプロだが、スポンサーが付いている人はまれ。



トーナメント団体なので、おかっぱりという制限がないだろう。

ほとんどボートになると思う。

すでにJBNBC上りの人がボートトーナメントを始めていたりしたと思う。

エリアも東京湾チャプター、相模湾チャプター、みたいにエリアで

わけられるはずだ。



ピラミッド構造も良くできているだろう。

底辺のアマチュア選手、中間のマスター、トップのTOP50.

NBC(全員)は2万人、JBマスター(そのうちプロ)は1500人、プロのうちトップ50は50人と

なっている。これが全国規模だ。



さて、対策なのだが、、ひとつは先にトーナメント団体を立ち上げてしまうという選択肢である。

ただし、その場合のプロとはメディアプロではなく、トーナメントプロになる。

TSSTのプラットフォームを使ってトーナメントを開催する。

が、ウエインショーは派手に行えないし

プロの釣った魚を見ることも出来ない。

システムが対応してないと思う。

片手間では出来ないし、本格的に運営するには大変コストがかかる。

最初は全員アマチュアで、年間順位で上位をプロ登録していく。

おそらく村岡さんの目標とするプロ像とはかけ離れていくと思う。



2つめの選択はJBNBCが参入できない障壁を作ってしまう。

おそらくボートを保有するハードルがもっとも高いと思う。

TSSTをおかっぱり大会として、ボートの大会も並立して行ってしまう。

うーん、難しいかな。

で、ボートオーナーを先に取り込むわけだ。

すると、JBNBCはボートオーナーを取り込めなくなる。

さらに使えるスロープを占有してしまう。

事実上の参入障壁になる。

まさかバスボートを東京湾に走らせるわけにいかないし、

おそらくスロープも使えないとなったら、ボートの大会はあきらめてもらう。

おかっぱりの大会をやったとしても、

スワンはおかっぱりもボートも両方やっていることになり、

こっちにしか、集客できなくなるはず。

ボートも乗り合いOKで、船宿を抱え込むことにする。

船宿も儲けさせる。WIN-WINの関係にする。

山中湖のレンタルボート方式ですね。

船宿に2名検量のためのプロを派遣するの。

検量と写真撮影を行う。もちろん、トーナメント時間は自分達も釣る。

寄港して検量を行うのだ。

自動的に船宿数x2名以上のプロが必要になる。

それがプロ枠の目安となる。



3つめの選択。JBNBCの傘下に入る。NHC方式。

河口湖の日帰り温泉教に入信させる。

シーバス業界でトーナメント団体作りませんか?

上納金おさめまっせ、っていう。

長いものに巻かれろ!

うーん、消極過ぎるな、、、



4つ目の選択、トーナメント志向は捨てる。

メディアプロを育てるので、トーナメントじゃ勝てないため。

ただし、将来的にJBNBCシーバスプロVSスワンプロ、という構図は

起こってしまうだろうな、、、

スワンプロの数はおそらく、一桁だと思う。5人いるかいないか。

JBNBCプロは50名以上いるだろうと予想。

具体的な名前を出すとアレなのだが、徳永ケンゾウーVSおおのゆうき

みたいなこと。

シーバスマガジンで企画があって、おかっぱり編、ボート編、海外編の3本勝負とかあって、おそらくみんなが見たくない結果が待っているはず。



どの選択肢も難しいんですよね。

シーバス業界は巨大団体がない+バス産業は衰退+シーバス産業延びている

って考えると、どっかがワーっと来たときに太刀打ちできるのか?

と思います。

NHCが母体でシーバストーナメント団体作ってもいいかもしれないけど。



さて、もっと元バスプロならではの、DEEPな話題を。

JBNBCのWEBコンテンツ管理者は オフィストロの冨樫さんですね。

自ら REDPEPPER というバス釣りHPも作ってます。

フィシングショップオオツカのHPとかも手がけています。

最近では japanlure.com みたいな日本製のルアーを海外に売ろう!という

ことも企画してましたっけ。

私とは昔、いざこざがあって犬猿の仲ですが(笑)

性格は悪いですが、技術は一級なので

スワンのWEBを見て、同じ仕様のページを作るのは

彼にとっては朝飯前だと思います。



なので、システムは真似されると思ったほうがいいでしょう。

システムでガードはかけられないという意味です。

何でガードをかけるのか?を上記や、上記以外の方法で

検討しないといけないでしょうね。



ビジネスモデルの検討に近いかなー。

って、同じことをずっと前に書いた気がする。

どうやって人数が増えるのか?というモデルが無い!ってところです。

なぜ、みんなスワンを利用するのか、そのモチベーションは何か?

これが私にはいまいちわからない部分です。



コンテンツの中に画期的な何か、が無いような気がするんですよ。

温泉が出ないのに、料理の内容とか旅館の内装の検討をしてもしょうがないってことです。



機能を多くすれば良いってものでもないんですよね。

機能を多くすれば、今度はユーザーインターフェースが問題になります。



今度、システムの内容が発表されますが私が見るのは2点だけ。

拡張性が高いか?

ランニングコストが安いか?

です。