いい結婚式だった。

釣り人の結婚式はいいね!

さて、、

メールをいただきました。

「ここの書込みは釣り人視点ばかりで経営的視点の人がいません、期待してます」

そうなんですよね。

今まで2通りの視点しか見てない。

1、釣り人視点

2、技術者視点

のみです。

経営、運営的視点がゼロ。

村岡さんのみで、数字の話が出てこないから成功するかどうか

モデルの正当性を確認することが出来ない。

ということで、SWAN概要2のどこを見ているか、参照して欲しい。



SWANの概要2が出た。



かなり問題山積なので、重要なものから行こう。

2つもある。超重要でSWAN存続にかかわるものだ。。



その1

サービス開始時期

会員数



2010年9月サービス開始β版7月スタート

2010年12月目標3000人

2011年9月目標15000人

2012年9月目標30000人



PV数

2010年12月目標月間100万PV

2011年9月目標月間2500万PV

2012年9月目標月間5000万PV



参考情報

東京シーバスネット月間40万PV

爆釣速報月間50万PV

フィッシングラボ月間1億PV

※携帯からのタイドグラフアクセスが多い

Mixi 月間150億PV


のページ。



PVや会員が増えるという予想だが、、

PVや会員が増えるってどういうことを意味するか?

これが理解できるだろうか?

わが社の売り上げが伸びる、でもいい。

はっきり言おう、自分のサイトのPVが増えるってことは

他のサイトが減るってことだ。

その減るサイトってどこよ?

どこにあるPVを持ってくるのか?だ。

何をターゲットとしている?



えーと、3000人で100万PVということろ。

根拠がない。

東京シーバスネットをこのSNSに移動して

40万PVになりこれが担保出来る。

あと60万PVはどこからどうやって持ってくる?

ちなみに月100万PVくらいではサーバ増強は必要ない。

うちにある自宅サーバは月間2000万PV程度まで耐えられた。

#もちろん、安価だがすごいサーバだ。 Xeon3.2GHzx2CPUとかです。

コンテンツの量がPVを支える、東京シーバスネットの2倍のコンテンツが

必要だから、12月までに東京シーバスネットの2倍のコンテンツがなければいけない。

量の比較がちゃんと出来ているのか?100万PVは算出された数字なのか、それとも単なる希望か?

>2011年9月 目標15000人

>2011年9月 目標月間2500万PV

さて、大変な数字だ。

サーバは増強しないといけない分岐点に来ている。

2500万PVってことは東京シーバスネットの50倍の量のコンテンツがあるってことだ。

ページ数の計算でよいのでコンテンツの量が増えているはず、という

シミューレーションをして欲しい。

つまり、数字に対する根拠を示せ!である。

希望だけだなら失敗するだろう。



その2

1.広告収入

イ.バナー広告ページ内に表示されるバナー広告収入

モバイルTOPバナー、ローテーションバナー・ターゲティングバナーなど

ロ.タイアップ広告凄腕開催時に必要なキーワードアイテムをタイアップ

ハ.地域広告各ポイント毎に地域の釣具店・釣り船・飲食店の広告を表示

地域広告に関しては、全国にエージェントを配置。契約広告料金の報酬料20%を

支払い。

2.釣具販売収入村岡昌憲監修のルアーをS.W.A.N.のみで直売。

3.情報販売収入各地のプロアングラーのフィールド攻略法を販売。

【例】アングラーズランク7以上になると攻略法を販売することが可能になる。



1番目に広告収入が来ている。致命的だ。

アドセンスをやっている人ならわかるだろう。

1000PVあたりのクリック率、コンテンツ価値価格(eCPM)は算出されている。

大体クリック率0.1%、1000PVあたり6円だ。

ただし、それは一般サイトの場合だ。

SNSではその10分の1程度だ、なぜか?登録人数以上の人は見ないからだ。

どうしてmixiのPVが引き合いに出ているか。

mixiは大きくなりすぎ、すでに一般サイトレベルまでオープンになってしまったからだ。単順に10分の1として

100万PVだと1万PVあたり6円だから600円だ。

月に600円儲けることが出来る。これはPC向け

携帯向けはさらにクリック率が低く、0.05%程度

携帯比率が多ければ収益は悪化する。

1年目の売り上げ予測は600円x12ヶ月=7200円だ。これが現実の数字だ。

一般サイトだったとしても7万2000円。



実は私も広告収入をあてにした社内起業をしたことがあるが失敗した。

原因はさまざまなのだが、広告収入をアドセンスのように

外部を使うのではなく自社で広告枠を売るモデルにならないと

儲からないモデルだったからだ。

まったく同じようだ。同じ轍を踏んでいる。これは失敗するモデル。

広告収入頼りのモデルはまず失敗する。

成功するにはランニングを月600円以下にすること。

で、広告を取るエージェントの手取りが20%という意味。

広告を取るってことは、配信システムを持っているってことだ。

私は以前ダブルクリックでASPを借りて配信していた。

月10万円かかります。しかも2年縛り。





>2.釣具販売収入村岡昌憲監修のルアーをS.W.A.N.のみで直売。

数字がわからないからパス

が、仮に原価300円のルアーを1000円で売れば1万本売れば

400万円の利益が出る。

#原価3割、人件費3割、利益4割の法則より



>3.情報販売収入各地のプロアングラーのフィールド攻略法を販売。

利益率も数字がわからないのでパス。

が、これは利益率がよい、原価1割人件費3割利益6割だろう。

無料から有料へ移行する客は7%というデータがあるので、

3000人x7%=210人 単価500円として 売り上げ10万円。

利益6万円。



どうみても広告収入は1番目ではない。

上記が実現したとして1年目売り上げ

広告収入7200円

ルアー1000万円

有料情報10万円

合計 10,107,200円

が、残念ながら1年目にはルアーは完成しないし売れないだろう。

開発に1年はかかるだろうから、、、

ってことは

初年度は投資として

1年目売り上げが

10万7200円。

月1万円程度。そんなもん?

広告配信システムが月10万円なので、

初年度赤字100万円以上なんですけど、、、、

ルアーは投資だったね。

3年償却で、開発費が300万円だから

1年目100万円の償却。

あ、赤字が200万円に膨らみましたよ!社長!



これがSWANが存続できないであろう、2大問題です。



いきなりフルサービスをするからこの問題がおきます。

まず、スモールスタートです。

そしてモデルのPCDAを行い、スケールしても

赤字にならず黒字が拡大する核心を持ってスケールアウトです。

赤字のモデルのままスケールするから赤字が膨らみます。



次は詳細な数字の資料の提示をお願いします。>マサッチさん!

モデルでもいいです。っていうか、お金の話の方がたぶん現実的。

1000万円のシステムって何?っていうか10人月で何が出来るの?



おまけ:だれにでもわかる事業計画の不備。



2010年12月目標3000人100万PV=1人当たり1ヶ月333PV

うんうんコンテンツがまだ少ないからね。

2011年9月目標15000人2500万PV=1人あたり1666PV(笑)

え!いきなりコンテンツがさらに5倍になるんですか!

2012年9月目標30000人5000万PV=1人あたり1666PV

え!コンテンツ量は増えないんですか!



数字が適当すぎですよ。

そんなもん数字なんか適当だよ、ってなったらモデルも適当だと思われてしまいます。

ちなみに1ヶ月あたり一人333PVとしてこれは東京シーバスネットのコンテンツ数の2倍がベースです。