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全世界のファンのみなさまこんにちは
大雪で交通はマヒ状態、大変ね、ふなです。

土日にやりたいことが半分も出来なかったです。
いろいろ割り込みが入ってしまう。

昨日だか、釣りビジョンを見てて、SSSとかいう番組を
新型エイガードのプロトを作りながら見てた。
シマノがバンダムを復刻させるプロジェクトを追うというテーマで。
芦ノ湖の住人の山木さんとかがルアー作るんだけど
個人工房(小回りが利く)と大企業(一度決めたら進路変更出来ない)の差が埋められなくて
喜々として進捗がない状態が何か月も続いていたとかいう
シーンでの会話。

山木「ボディ形状を決められないのに内部構造を決めるの?」
シマノ「そこは、どこかで妥協点があって」
山木「妥協で物は作らないよ」

記憶で書いているので、こんな会話があったと思います。
一番残念だったのが、シマノが妥協してモノを作っているって露呈した部分でした。
シーバスのルアーとかは妥協してもいいんですよ、
売れればいいから。厳密な釣果は期待されてない。

でもバスのルアーは釣り勝てないと売れない、日本でも世界でも
トーナメントで釣り勝てるギアじゃないと選手も使わないし、露出も減る。
そこがブラックバスとシーバスの違い。
だから、トーナメントで釣り勝つルアー=釣れるルアー=売れるルアー
という黄金方程式がある。

たぶんシマノは山木さんがTOP50降りることを知って
山木さんをメディアアングラーとして扱おうとしたんじゃないのかなーと
思った。
でもガチトーナメンターだった、釣り負けるルアーなら作らない方がまし、
くらいの思いは持っていたんじゃないかな、っと。
あるいは、考え方の差かなぁ。

イヨケンさんも同じで、アメリカのトーナメントでも釣り勝てるロッド開発にしてた。
日本とアメリカのバストーナメント文化の違いは少しあるけど根本は同じで
周りより釣り勝てるかどうか?という主眼は変わらない。
だから、そこには切磋琢磨があり、ものすごい進化をしている。

日本のシーバスみたいに、NBCのアマチュアレベルの選手がトッププロを名乗るようなことが
異常事態なのである。
そこには根本的にシーバスにはトーナメントプロが存在せず、メディアプロしか
いないことが悲劇なのである。
メディアプロの優劣は分かりにくく、いかに売ったか?である。

売れるプロがいいプロ、なのである。
競技としての優劣ではなく、販売額、利益額の優劣であるため
他人よりいかに売ったか、が、評価の対象となってしまう。
それがメディアプロ、何を釣っているかというと人間だな。

結果として売れればいいと思っているから結果重視になる。
これを結果的正義という。(実質的正義だったかな?)
考え方としては結果が正しかったのだからプロセスも正しいはず、ということ。
この反対は手続的正義という。

手続きが正しく行われていれば結果はどうであれ、正しい。とする考え方だ。

バスのトーナメントでは、トーナメントが正しく行われていれば
その結果は正しいと認識される。
だから、優勝者は両手にバスを持ち、釣った魚の写真には釣り勝ったルアーがついている。

ところがメディアプロはどうだろう、最終的に欲しいのは
魚を持った写真とルアーがついた魚の写真であり、それを「作る」工程が
正しく行われたか?の検証が出来ない。
だから、不正が行われる。

まさしく最近起きた事件のココイチカツ問題と同じである。
結果重視か手順重視か、そんなところ。

手順重視はビジネスにおいても同じ。
正しい手順を取らないと大抵いい結果には結びつかない。
例えば理由もあいまいで人のブログを削除しろとかいうのもダメね。

おっと脇道にそれた。
妥協のない開発だけど、実は一切妥協がないということはありえない。
ほんの少しだけは妥協点があるはず。
なので、ベストエフォートという言葉がある。
その時に最大限力を尽くす、という意味だ。
携帯の通信速度が1Gbpsになるまで携帯端末をリリースしない、とかいう
メーカーはいない。最低200MBPSが目標とかになる。

なので、その時最大限か?という判断が1つの材料となる。
で、新型エイガードの電線の話になる。
相変わらず、電線が決まらないんだけど、ようやく出会えた気がする。
外形は3mm以上もあり、強く、使いやすい。
もう何種類も電線を試したが、これが太くて使いやすい。

AWG16と太いのにしなやかで防水性能も高い。
あ、防水っていうのは亀裂とかシリコンシールとの調和性の話。
電線は、細いと切れるし、まるまるし、太いと扱いにくい。

色も青、赤、透明があるので、デザイン的にもいいかも。
たぶんこの大きさでこのしなやかさがいい。
WEB見ててもわからないんだよねーこの感覚までは。

実際電線屋さんに行って、手に取って確かめることが出来たのは大きい。
シリコンコーティングラインも買ったが、強度が足りない。
踏むと切れてしまう。
だからと言って太いケーブルではごわごわして扱いが難しい。
しまう時にはコンパクトにしたい。

で、2パターンの電線で新型エイガードMAXプロダクトプロトを作ったのだが、
動作したのは1個、相変わらず不良品率が高い。LITE版は不良品率が少ないのに。
もう少し、製造プロセスを見直そう。
製造業じゃないので、ポイントがつかめないのが厳しいところ。
ITドカタだから、製造プロセスとかの知識がないところが日々勉強。
0.1mmずれたら動かないって、この精度を
手作業に求めるのは無理っぽい。治具を作るか、工程を見直さないと。

汎用品の組み合わせから専用品へ逃げようかな、、楽だけどね(笑)

じゃあまた!雪は降る!猫はこたつで丸くなる!みかんおいしい!