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全世界のファンのみなさまこんにちは
冬は暖かいインナーを着たいね、ふなです。

こんにちは、ミズノのモニターの舟橋です。
ということで、ミズノの暖かいインナーといえば、ブレスサーモですね。
このモニターをやらせていただきます。

で、いきなり感想書いて終わりだったらパンピーなので
そこはちゃんと詳しく「暖かいインナーとはなんぞや」という
基礎知識から勉強していきましょう。

暖かいインナーには大きく分けて3つのタイプとその組み合わせがあります。
第1は、素材自体が発熱するタイプ
第2は、体温を外気から遮熱するタイプ
第3は、体温を外気から断熱するタイプ

はい、出てきましたね。遮熱と断熱。
これを明確に説明できる人がどのくらいいるのか。
中学校の理科のレベルの話です。

なので、究極に暖かいインナーは
素材自体が発熱し、遮熱を行い断熱するもの、ということになります。
残念ながらこの究極のタイプを未だに見たことがないので
いや、あるかもしれないんだけど、たぶん手の届く価格ではない。
たとえるなら宇宙服。
あれは究極。あれですら、たぶん素材は発熱しない。
断熱と遮熱はピカイチだけどね。

さあ、このブレスサーモは素材が発熱するタイプ、ということになります。
原理自体は昔からあるものなんですが、これを使いやすくしたわけです。

実は発熱する素材はウールでもいいんです。
これに水蒸気をあてると、発熱します。
詳しい動作原理はおいといて、水蒸気とか水分があれば発熱するんだな、と
覚えておけばいいでしょう。

その水分をどこから得るかというと人間の皮膚から出る水蒸気です。
なので、ブレスサーモもヒートテックもファイバーヒートも
同じ動作原理になります。

今回、自宅にあった発熱タイプのインナーもあわせて3種類ありましたが
いづれも発熱タイプでした。
当たり前ですが、これは正しい着方があります。
それは、素肌に着る。のです。
下着の上に着たりしてはいけません。
下着が水分を吸収してしまい、十分な発熱が行えません。
発熱するぞわーいわーい、とインナーのまま外に飛び出すと
遮熱と断熱をしていないので、寒いです。
その上に何を着るか?ですね。

クーラーボックスの改造を覚えていますでしょうか?
そこにはアルミテープを貼って「遮熱」し
発泡ウレタンや発泡スチロールで「断熱」するということをしました。

ブレスサーモ等の発熱方式インナーを着たあとは
「断熱」と「遮熱」が出来たら完璧です。

何を着るかによって、「断熱」か「遮熱」かあるいは両方か
それをしっかり理解しないといけません。

なのですが、あまり「遮熱」に関する衣類を見たことがありません。
世に出回っている防寒はほとんど「断熱」で
体温を外気に逃がさない仕組みのものがほとんどです。

断熱の代表格がダウンジャケットですね。
鳥の羽が発熱をするわけではありませんし、太陽光を反射するわけでもありません。
多くの防寒衣類の断熱方式は「空気層を作る」という方法です。

なぜ空気層を作るかといえば、熱伝導率
・羊毛     0.37
・ナイロン   0.38
・絹      0.44
・綿      0.54
・レーヨン   0.58
・麻      0.63

・空気     0.0241

大体繊維は 0.5前後である。
空気はその20倍熱を逃がさない。

たとえば、私が使っているEDWINのタイツ。
これは起ボアのタイツです。
発熱はしません。つまり、ボアによる空気層を作り「断熱」を行う。
という設計思想なわけです。

裏起毛はもう古い。裏ボアの時代ですよ。

世の暖かい衣類と呼ばれているものは、ほとんど
この「空気層を作ることによる断熱」です。
住宅でも二重サッシとかね。グラスウールとか、全部断熱です。

遮熱なんか見たことないなー、サバイバルシートとか遮熱の代表格だけど、、、
と思ったら、最近見たのはさすがSHIMANOですね。
※SHISHAMOではない。
なんとインナーに「遮熱」の概念を持ってきました。
>体内熱の反射により保温性が向上するMegaHeat。

当たり前ですが、素肌に着るものじゃないです。
着てもいいけど、機能が半減すると思う。
ブレスサーモの上に着ましょう。
あとは、黒いダウンジャケットでも着れば
発熱、遮熱、断熱の3つの効果が全部体験出来ます。
完璧です。

発熱+体温の熱エネルギーと遠赤外線のエネルギーを
遮熱で遠赤外線をもう一度、自分の体温に戻しさらに発熱とし
熱エネルギーを空気層によって断熱するという仕組みになります。
おそらくじっとしてても寒くない、ちょっと運動したら暑い!
ってなると思います。

それ以外の「自称、暖かいインナー」はあまり価値がないと思います。

ブレスサーモがヒートテックやファイバーヒートに比べていいのは
汗のにおいを抑える効果があるってことですね。
あとはヒートテックみたいに、着用後に肌がぬるぬるしない。
これは大事なことです。
汗という水蒸気を利用しているのですから、ニオイの処理を
していない下着ではその後、臭くなること間違いないでしょう。

今回、実は日曜日のかみやの大会で使用しましたが
とても暖かくすごさせていただきました。
不満がないわけではないのですが。
その不満も発表してしまうところがなんとも俺流で。

それは、ミズノブレスサーモエブリは袖が短く(7分袖)Vネックだった。
俺の欲しいのは9分袖くらいのハイネック。
ラインナップにないのかと思ったら、ありました。
あ、俺のモニター品は普段使いの製品だったのね。

ハイネック、9分袖は別途ちゃんと製品があるので
そっちが釣り人には合っていると思います。
それは
ミズノブレスサーモエブリプラス、ですね。
こっちがおすすめ。
さらにもっと寒いところの対応は
LIGHT WEIGHT
WOOL LIGHT WEIGHT
MIDDLE WEIGHT
HEAVY WEIGHT
WOOL HEAVY WEIGHT
と、超極寒でも耐えられる仕様のものがありますので
そっちをおすすめします。
発熱する上に、生地を厚くし空気層による断熱を行っているので
とても暖かいというのが理解できます。

いずれにせよ、防寒を考えるときには
インナーに何を求めるのか。
そのインナーや防寒着の機能はなんなのか?を
しっかりと理解してこの冬も暖かくお過ごしください。
ただ単に「暖かい」というポエムなコピーだけで高額に売っている製品も
多いので正しい知識で製品を見ていきたいですね。
どっかのコラボ商品とかね。

ブレスサーモの定価は2000円、安いよね。いいものが安い。

じゃあまた!ブレスサーモ暖かい!発熱タイプいいね!ヌルヌルしない!