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全世界のファンのみなさまこんにちは
♪修理は続くよ、毎日コツコツ、ふなです。

今夜の修理も、電動リールです。

液晶が薄くてまったく見えないので、これを修理します。
液晶が薄くなる原因を理解する前に、基本的な液晶の原理くらいは
知っておきましょう。
実は昔、たまごっちの裏ワザ本を書いているときに
たまごっち改造とかで、画面の液晶に関するノウハウは身についていたんだな。
たまごっちのディスプレイも液晶なのです。

昔は白と黒を反転させる裏ワザとかやったもんだ。

WEBを調べても電動リールの液晶が薄くなったらユニットごと交換だ、とか
バックライトが弱くなったからだ、とか的外れな回答しか見つからない。
バックライトって、LEDですよ。何万時間もつと思っているの。
技術の基礎を勉強して欲しいなぁと思うのである。

さて、ここからは力技の世界。
ダイワのこの電動リールは、液晶の部分がまったく分解出来ないように
作られている。液晶部分を交換しようと思ったとき
ユニットごと交換するしかない。

まあわからんでもないけど、防水を確保しようと思ったら基板類のユニットは
完全防水で配線だけ出す、仕組みになっている。
それを、復活させるので、、、、そのユニットを壊すところからスタートする。

ユニットはABSか何かのはめ込みで、きっちり接着している。
分解というより破壊になる。
まったく中が見えない状態で中身を壊さず破壊するのは難しい。
それでも、ようやく、基板の取り出しに成功した。
そして肝心の液晶の修理。

詳細は書かないが、そんなに難しい話ではない。
液晶とはなんぞや、ということが理解できていれば修理は簡単。

ダイワも、あ、まあシマノもミヤエポックも液晶使っているかな?
屋外で液晶を使うということをあまり理解していない設計である。
防水に関しては気を使っている設計だけど
肝心の液晶がダメになる事象にはあまり気を使っていない。
むしろ無策と言っていい。

そんなに難しい話ではないので、次回の新製品あたりから対策を出してほしい。
もちろん、これが「あえて、液晶をダメにして買い替えを促進する」のが
目的ならアレだけど、、、おや誰か来たようだ、、、、、(パン!パン!)
、、、
、、、
ふぅ、危ない、Dのロゴが見えた気が、、、
、、、
、、、
1円ー10円くらいのコスト増で、かなり長い時間
液晶が持つので、それは対応してほしいなぁと。

逆に言えば、新品の電動リールにユーザーが液晶保護の対策をしてもいいと思う。
もちろん現行ユーザーも。そんなに難しい話じゃないと思うんだけどね。
フィルター1枚の話じゃないか。

さて、無事に液晶が修理出来ることを確認できたので
これで、いろいろ修理がはかどる。
世の中には液晶がダメになった電動リールがいくつもあると思うので
修理できる限り使ってあげたいなぁと思う。

当たり前ですが、完全密封状態を破壊して液晶の修理をするので
元の形に綺麗には戻りません。
破壊した部分の修理で、完全防水をしないと基板むき出しで海水を浴びるとか
自殺行為なので、、、

基板を見てもわかると思いますが、結構内部は綺麗です。
塩噛みし放題の内部構造に比べて、錆び一つ出ていません。
さすが密封状態を保ってきただけのことはありますね。

ここまでやるのは釣り人多しと言えども私だけだと思いますが。
少なくてもググってみたが、電動リールの液晶を修理している人はヒットしなかった。

なので、完全密封するには、このあと、この基板全体をシリコンで固めて
防水性能を取り戻さないといけません。

この電動リールは「液晶が修理できること」を証明するために分解したのです。
いきなり本番用の電動リールを破壊するわけにはいきませんから。

だから同じリールを2個ジャンクで買ったわけです。
基礎があってそれから応用。この基本を忘れないようにしないと。

この方法は小学生の頃、野尻湖でナウマンゾウの化石発掘に参加した時に
「試掘溝」という先行して掘り進み、その後周りを掘るとかいう
方法の応用です。
練習で概念を学び、その後応用するということ。

これだけ練習しても本番で失敗することもあるので
なるべくベストな方法でやりたいものです。

似たことに、秋に釣りたければ春に現場を見よ、というのがあります。
春の大潮は昼間の干潮が大きい、秋の大潮の釣りに役に立つので
春にフィールドの下見をして、秋にその記憶を頼りにする。
実に半年かけて、基礎を大事にしたいですね。

秋にいきなり釣れるわけではないので、、、釣る人は春に下見をしています。
これを怠ると、秋に暗いよ、見えないよ、どうなってるかわからないよ、という
状態で釣ることになるので。
あ、ホームでのウェーディングの世界の話です。

ということで、電動リールの液晶が薄くなっても修理出来る!という話でした。
もちろん保障や修理部品が存在する間はメーカーに出した方がいいですよ。
この方法はあくまでも、修理部品がない場合に無理矢理修理方法なので、、、

じゃあまた!修理出来ないものはない!マニーです。なんでも直します!修理屋マニーも子供大好き!ロパートさん!