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全世界のファンのみなさまこんにちは
修理するよ、なんでも、ふなです。


本日の修理はドライヤーです。
強風にならない!髪乾かすのに時間がかかる!なんとかして!という
リクエストにお応えして、分解。

すると、、、風量スイッチに何か紙のようなものが挟まっているのを発見。
取り除いたのはいいのだが、いったいどこから入ってきたのか、、、

どうやら、スイッチの滑りを良くするシートのようなものが
剥がれてきてしまい、ぐしゅぐしゅっと丸まって、スイッチの可動部分を
じゃまになる形で止まった。
そんなことだった。うまくいく修理もあれば
失敗する修理もある。

車の配線でヒューズが飛んだ。
いや、ヒューズが飛んだのは原因がわかっていて
増設した3連シガーソケットで、シートにひく電熱線ヒーターみたいなのを
使っていたのだが、そのプラグが熱で溶けてしまい
プラグの金具とバネとヒューズが3連ソケットに残ってしまった。
バネは取り除いたのだが、まだ細かい部品が残っていたのだろう
それがショートした。

幸い、5Aのヒューズが切れただけだったので、
交換しようと見ると、20Aのヒューズに交換されていて
それが切れていた。
そうか、5A程度じゃすぐに切れるから大きくしたんだな、、
とまた20Aのヒューズに交換して、ついでに他の5Aの切れていたヒューズも
20Aにした。

そしたら、またしてもショートしたらしく、奥さんが車に乗っていたら
配線から煙が出たらしい。ボヤ騒ぎ。

高速の真ん中であわててくるまとめて逃げたそうだ。
車は煙を出しているが、幸い火事にはならず。
もう少しで、車と奥さん燃やすところだった。
ヒューズはちゃんと規定のを使いましょう。
そして、イカレタ3連ソケットは捨てよう。

と、反省。今週末は配線を治そう。
焦げていると思うけどね(笑)

さて、本題か、、、

将棋ソフトのponanza と elmo のドキュメントを見ていた。
ponanza は強いが、なぜ強いかわからない、どこをいじればいいのか
わからない、という言葉が印象に残っていた。
電王戦で優勝したソフトだそうだ。
それに挑戦するelmoが勝ったという、ドキュメントみたいなもの。

面白いな、と思ったのは ponanza はどこをいじれば強くなるかわからないんだけど
elmo は強さとは何か?を研究して作られたアルゴリズム、ということだった。

そう、2人の違いは、強さの定義の違いにあった。
将棋の強さとは何か?
これを定義出来た方と、強くなるパラメータをいじって、結果強くなった、という手法の違い。

面白いことに ponanza は2歩をしないという。
しかもそれはアルゴリズムで2歩禁止というアルゴリズムを持っていないのだという。
でも自然に2歩しない、ということだった。

2歩禁止のルールがあるのに、それが自然に出てこないというのは
アルゴリズム的におかしい、ということになる。
名人戦でも2歩を打ち、反則負けすることもあるのだから
ここに2歩打てば優勢になる、という判断が出来るはずなのだから。

つまりそこから考えられる、アルゴリズムは、過去の棋譜の組み合わせでしかないのではないか。
あるいは2歩した時点で負け(たぶんルールは想像しかならない)なので、
2歩は極端に避ける、というアルゴリズムはあることがわかる。

一方 elmo は各将棋ソフトの強いパターンを組み合わせているという。
確かに、後半戦の詰将棋の要素になっていくと、計算の組み合わせパターンははるかに
少なくなっていく。

それと第一手の極端にパターンが多いアルゴリズムは同じであるはずがない。
いわば、終盤戦に強いソフトのアルゴリズムは終盤戦に、
前半戦に強いソフトのアルゴリズムを前半戦用に、とわけているに違いない。

極端な話、名人10人対名人1人というような方式だと思う。

まあここまで興味持って読んだ人は少ないと思うけど
なんでこんなことを書いたかと言うと
人工知能ルアーで同じことが起こるからなのだ。

橋脚狙うのにいいアルゴリズムとサーフで遠投するアルゴリズムは
まったく別のアルゴリズムであるはずだ。

つまり、1つのアルゴリズムでルアーを作ると
釣り負けるルアーになる可能性がある。
そう、設計の段階で、「釣れる」とは何か、の定義を
しっかり持っておかないと、出来た人工知能ルアーは
ゼンマイのおもちゃと大差ないものになってしまうわけだ。

その定義こそ、釣れる人工知能ルアーの開発という一番の鍵ではないか?と思うわけです。
将棋と同じようだな、と思ったのは、結局「なんだかわからないけど良く釣れる」は
何かのパラメーターをいじって偶然出来たものにすぎないので
「釣れる」とは何か?、を正しく定義出来ているか、それが
ルアーのビルダーに求められてるものだと思う。

残念ながらソルトのプロは「売れる」ルアーを作るので
釣れるルアー、の開発ではない。新興メーカーは特にそうだと思う。
だから新興メーカーのルアーは買わないのだ。だって釣れないんだもん(笑)

「売れる」とは何か、ではなく、「釣れる」とは何か、これがはっきり定義出来た
ルアービルダーだけ、生き残ると思うよ。
将来、極端な話、プールに魚入れて、人工知能ルアーを泳がせて
どっちに食いつくか、という競技が出てくると想像する。
それで勝ち上がれるかどうかは、やはり人工知能ルアーを正しく作れるかどうかだろうな。
もちろん人間とも戦う、ソルトのプロと人工知能ルアーが戦い
人間が勝てなくなる日が必ずやってくる。

それを夢見て、私は開発を続けるのである。
道のりは長いな(笑)

その時にはniconico で「電釣戦」として生中継してほしいものだ。
まあ最初は負けまくるだろうけどね。

じゃあまた!人工知能ルアー開発中!全然進まないけどねー!いつか片っ端から倒してみせる!