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全世界のファンのみなさまこんにちは
週末は台風か、タチウオか、ふなです。

そういえば、一俊丸のHP見てたら、コンサルは永江一石という話が出てた。
昔からんだことがあって、ムーンゲイザーとか、黒蝶貝のスピナベ6000円で売ってて
おおコケしたとか、確か釣りサイトやってて、失敗してそれを糧に
頑張っているって話だった。
自分のHPも評価してもらった記憶があるけど
おもしろくはない、とか毒舌でしたっけ(笑)

インターネット初期の頃からネットやっている人は
過去はこうだったから、将来はこうなる、っていう歴史の繰り返しを
見てきているので、適格なアドバイスが出来る。

一俊丸って相当WEBに詳しい人がやっているな、って感じだったけど
まさか永江一石さんとは思わなかったな。
ただ、SEOを頑張りすぎて、肝心の情報にたどり着くまでが大変なのだけど。
機械向けにHP更新してるんじゃねーよ、とは思う。
1回利用したけど、、、まあそんな評価です。
SEOのいいところは、そういう風に新規のお客さんは捕まえられるけど
常連になれるかどうかは別問題。
来週は隣の船宿に行きます。すまんの。あれだけ人にやさしくないHPも珍しい。


永江さんの面白いところは、完全にターゲットを「WEBで情報収集して釣りに行く人」と
決めているところだ。
年金引退じじいを相手にしていないところがいい、そりゃそうだ、そういう世代は
消えてなくなる世代なんだから。

20代をがっちり押さえておけば、あと40年は通ってくれる。
その世代は「タバコ吸わない」「酒飲まない」「料理しない」「車ない」「スマホ使う」「SNSつながり大事」な世代だ。
だから船宿は「禁煙」「禁酒」にする。駅の送り迎え、魚の捌きサービス。
と、当たり前のことをするわけだ。

ついでに、お金がない、のもカバーしてやるとよい。
まあいいアイデアがあるけど、内緒で。
もちろん、乗船料を値下げするわけではない。
釣り船屋とは何をするべきなのか?を考えればわかること。
ついでにDFDやFFD(fish Flow Diagram)も考えればわかる。

ちょうどアート引越しセンターが「運送業」ではなく「サービス業」として
登録しているのに近いな。荷物を運ぶのは手段であって目的ではないのだから。

そうです、船宿が流行るか流行らないかは、マーケティングを
ちゃんとやれるかどうか、にかかっているのです。

データを見るから、それに合う戦略が練られるわけで
データがないのにこうやれば行けると思う、という勘の時代はとっくに終わったわけで、、、
何かをやりたければ、まずデータを見よう。
そして、そのデータを解析してみよう。
例えば船宿の船長のスマホ保有率はデータから見ると何割、というデータ解析をして
初めて有効なので、なんとなく8割、というのはデータではない>誰とはなく
マーケティングを正確に行えないと8割のつもりが実は4割でした、という
ことが後になってわかっても遅いのである。
そのためのマーケティングであり、アクセス解析であり、データ分析でもある。
データがあるのにやらないのは完全に手抜き。うまくいくわけがない。

ついでに、船宿の話でいうと、今から2020年頃までは関東近郊は何やってもあたる。
人口ボーナスに突入しているからね。
東京オリンピックと村岡大野のおかげで、都内のおかっぱりの釣りは
まず間違いなく衰退し、オフショアの釣りにシフトすると予想する。
だから、今このタイミングで、船宿のコンサルしとけば、お客増えた、という
実績がどんな会社でも出来る。ある意味チャンス。

これとは逆に残存者利益を追求しているのが上州屋。
年金引退じじいを徹底的にマーク。
一人当たりの単価も高いし、人口も多い。だから狙うのはわかる。
そして、店内にある「撮影禁止」のマーク。
完全にインターネットとは距離を置いている。むしろ敵視。
なぜなら価格勝負ではないからだ。

そう、来店機会の増大を狙っているわけである。とってもよくわかる戦略だ。
行かないとわからない、ということは情報発信基地になるわけです。
情報を得る=店舗を訪れる、というデジタルとは関係ないアナログな人を
完全にターゲットにしている。面白いな。
昭和の時代の釣り人をサポートしている。

釣り船予約サイトも乱立しててそれぞれ特徴があって面白い。
最後発の釣りビジョン予約なんか、番組連動だからなー。
これもちゃんとデータ取ってやっているだろう。
番組を見ている層の取り込みである。
ここで重要なのは、番組を見ている層=課金ユーザ、だけ
とは限定していないところにある。
いろんな方法で釣りビジョンは無料で見られる場合がある。
地上波で放送することがあったり abema TV やBS無料放送の日、魔法のカードの人、
これらをマネタイズするにはどうすればいいか、を考えるわけだ。
うんうん、いい作戦だ。ついでにショップもやっている。
これも番組連動。番組内で使用した道具が買えるのだから。
良い人がブレインにいるな、と思う。

あとは事業や道具に惚れるな、と思う。
ツイッターにも書いたけど、
電動アシスト自転車を原付化するクラウドファンドが1億円集めた、とかいうニュース。
定価12万ちょっとの原付ね。
ついでにUPQも似たようなことやっていた。
知っている人は知っているけど、私はフルバイクというネーミングで
電動アシスト自転車を原付化して、販売してやろうと、公道走行実験を
1年近く行った。もう何年も前だ。
ある場所までタイムを測ってみた。
何回も測定した。

・アシスト自転車 35分
・原付化フル電動 40分

なんと、原付化すると、時間がかかるのである。
こういうデータを取っていない。
データ取れば一発でわかることだ。

原因は簡単で、自転車は信号を守らなくても平気
原付は信号を守らないといけない。

1回信号に引っかかると、そのあとの信号にまで引っかかる可能性が高いので
平均時間が長くなるのだ。
そのため、原付化したアシスト自転車には利点が少なくなってしまった。
という、メーカーにとって不都合な事実を隠して
いいところばっかり見せて、消費者を騙そうとしているのである。
比較対象はガソリン原付車ではなく、アシスト自転車にすればわかる。
排気ガスがクリーンとか、家庭で充電できるとか、そんなどうでもいいことはいい。
遅いのだよ。その程度の電気バイクはね。

ちなみに、あの程度であれば、中国から個人輸入すれば5万円以下。
それに保安部品を付ければ済む。
自作したけど2000円以下でいける。
原価5万円だから定価を99,800円にしようと思っていた。
きっと同じくらいだろう。
原価4-5万円で定価12??16万円ってちょっとお高いね。
技術がある人から見ると高い。
技術無い人は、原付より安いって思ってしまうだろうな。

一番大変なのが、ブレーキランプ。
これを一発で解決できるエンジニアはいないと思う。
簡単だぜ!と思う人はやってみたらいい。アシスト自転車にブレーキランプを
ポンつけする難しさは、想像を絶する。
ブレーキにスイッチがあって、それがOFFになると制御装置もOFFになってモーターが止まるんだけど
そのスイッチを利用するのが大変なのだ。
握るとOFFになるのでね。

センサーを設置するだけで、断線検知してモーターが止まる(笑)
センサーの信号はNOTで反転させないといけない、とか。
まあ、頭の体操になるので、ぜひ挑戦してみて。
最終的に俺はセンサーまで自作になった。
それでも1石程度の回路だけどね。
コントローラーにブレーキ出力がついているタイプにする、という裏ワザもあるけど
コントローター自体、交換したら数千円かかるよ。

ってな具合で、200W程度のモーターじゃあアシスト自転車に勝てません。
高出力のモーターにすると原付ではなく自動二輪です。小型ですが。
たしか、600Wだったか、その辺。

だが、原付といえば7.2ps規制がある。
7馬力=600Wくらいだと、納得するだろう?でも
そうじゃない、
600Wって1馬力以下なのだ。

は?お役人は計算も出来ないの?
7馬力は約5KMである。
だから原付のモータ、5KW以下、じゃないといけないのに
0.6KWって、現行の10分の1程度じゃん。

というくらいに、法の不備もある。
ちなみに電気バイクは高速道路を走れない。
なぜなら、0.6KWを超えるバイクはすべて小型自動二輪の枠なので、
時速300KMで走る電気バイクも小型自動二輪なのである。
まだまだ法整備がされていない。分野だ、個人が頑張っても報われない世界。
あ、調べたら軽二輪の分類ね。

まあいいや、とにかく、電動の原付はあまり利点がない。
さらに税金もガソリン車と同じ。
排気ガス0なのに!

ってなことを勘案しても、アシスト自転車の原付化はデメリットばっかりだった。
前日、廃車してアシスト部品を全部取っ払って、自転車に戻した(笑)
つまり、
アシスト自転車→フル電動自転車→原付→自転車
と進化したあと、退化したのだ。

まあいい、とくにもかくにもアシスト自転車の原付化は意味がないと1年かけて
わかったデータが取れたのだ。
今販売しているアシスト自転車の原付化プロダクトは机上の計算だけで進めているね。
実際に公道を走ってデータを取ってない。
そういう机上の空論だけで、販売するのはどうかと思うよ。

そんなにコストをかけて事業に踏み込めなかったのはなぜか?
事業やモデルに惚れなかったからだ。

よく、事業やものありきで進める人がいる。
このフル電動の原付化という事業に惚れてしまうと
排気ガスゼロだし、原付より安いし、多少のデメリットはあるけど、すばらしい!!
って事業そのものに惚れてしまうタイプ。

データはそうは言っていないよね?ということがわかる。
似たようなので、「劇的改造ビフォーアフター」もある。
家族の問題をリフォームで解決しよう!というアレである。

リフォームありき、で作っているので、そんなもん、土地売ってマンション買えばええやん。
という問題も、どうしてもリフォームで解決しないといけない、という縛りがある。
酷いのは「体が不自由で段差のないフラットな生活にしたいー>
 段差はそのままで、多少内部がきれいになった程度」とかね。
いやいや、問題解決になってませんよ、奥さん!

なので、なんでもそうだけど、製品ありき、サービスありき、で考えてはいけない。
これはどんな人もハマる罠。
なぜかというと、代案が出てこないからね。
良い代案が出てくる人はそのアイデアをすっぱり捨てられる。
出てこない人は「これしかない」と思い込む。


アクティブエイガードも同じだけど、実際に実験データを取得しないと
机上の空論だけではね、、、、
世の中には机上の空論だけで作ったものやサービスもいっぱいある。
それはやめてほしいなーと常に思うのである。

基本は Think big,small start,scale fast の考え方で
そしてWIN-WIN、出来れば三方よしの精神でやって欲しい。

おっと、そういえば、前置きが長くなったし上州屋のことも書いてしまったけど
各釣具店の強み、弱みの話だった。

日本橋付近にある釣具屋の特徴。
上州屋は前述のとおり。
しいて言えば、餌釣りメインで強み。
タックルベリーキッカー日本橋は、全般のカバー力は良い、ルアー釣りの強み
ギル、中古でバスメイン
タックルベリー、、中古で、全体的カバー。

ギルはバスに寄り過ぎ
タックルベリーは店舗狭いのと、大型商品置いてない。

そういえば、中古と言えばギルの時代があった。
どうしてベンチャーキャピタルはタックルベリーの方に出資したか、わかった気がする。
ギルはバスに寄り過ぎ。バスバブルで成功したんだろう、バス用品が9割くらい。
まあわからなくはないけど、もうバスバブル過ぎたよ、、、
タックルベリーは全般だからいい。柔軟性があるね。だから大きくなれたか。

なんでもそうだけど、マーケティングをしっかりやっていけば
いいと思う。それが適当では成功するものの成功しない。

じゃあまた!明日はタチウオ釣れるといいな!ワインドBOX行方不明!また買うか!マナティー!