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全世界のファンのみなさまこんにちは
パナソニックのサービスマン来た、ふなです。

台風一過で暑い夏が帰ってきた。
3連休は家でウダウダしてました。

土曜日のイベントとしてはテレビのリコール作業がありました。
ニュースを見ていると時々リコールのお知らせが出る。

でもほとんどは自分に関係ないニュースのお知らせである。
が、今回は違った。
あれ?このテレビうちにあるんじゃないの?
ということで、型番を確認。
すると、、、

ビンゴ!!

まさにうちにあるテレビじゃないか!
ということで、電話しないといけないのか?
と思ってサイトを見ると、、、

うん?WEBからも申し込み出来るぞ。
ということで、WEBから申込み。

テレビやニュースサイトでも、フリーダイアルの電話しか案内していないけど
ネット時代にネットでも受け付けを案内することは必須だと思うな。
フリーダイアルまたはWEBで、でいいんじゃないかな。

ってなわけで、入力して、翌日に電話がかかってくる。
そこで、いわゆるヒアリングをするわけだけど、
会話が成立しない感じになった。

パナ「テレビはどこに設置していますでしょうか?」
ふな「壁面収納に置いています」
パナ(壁面収納においているそうです!)
ふな(おいおい、聞こえているよ!)
パナ「テレビ台はお使いですか?」
ふな「は?壁面収納に置いているんですが、、、、、、どういう意味ですか?」
(ん?なんだ?最近はテレビ台が独立してる壁面収納とかあるのか??)
パナ「テレビを台の上に乗せて使っていますか?」
ふな「壁面収納の中ですけど、、」

そこで、気が付いた。
パナの言っている「テレビ台」って家具のことじゃなく、
テレビスタンドの話じゃないか、つまり
壁掛け金具を使っているかどうか?を聞けばいいんじゃないのか。
悪い質問の例だな。
壁掛け金具で使っていたら、交換の必要はないからね。

2通りというか、複数解釈が出来る質問をするな、と言いたい。
よくパナソニックは、うちの会社は人間を育てています、ついでに家電も作っています、的な
話を聞くんだけど、どうも人間は育ってない気がするな。
まあ、家電のほとんどはパナソニックなので、いまさら他社に替えるつもりはないんだけど。

ということで、
誤「テレビ台をお使いですか?」
正「壁掛け金具をお使いですか?」
正「テレビスタンドをお使いですか?」
が正しい質問だと思う。

まあ、電話オペレータさんも周りに聞きながら回答している感じだったので
ヒアリング初めての新人か?と思えるおじさんの声だった。
リコールなんて初めてじゃないだろうから、その辺のノウハウはちゃんと蓄積した方がいいと思う。
もう少し教育なり研修なりしてからオペレート作業をさせるといいよ。

で、平日は無理、土日祝ならいいよ、というと
日曜日と祝日は対応しておりませんので、土曜日でいかがでしょう?と。
いうことになって、明日の午後行きます。ということだった。
これが金曜日。

土曜日になって、サービスマンのおじさんが来た。
緊張しているようだった。電話オペレータもそうだけど
とにかくやっつけで人数を集めた感じはものすごい伝わる。
研修2時間受けてそのまま現場って感じなんだろうなぁと。

作業開始して、すぐに
パナ「すいません、ちょっと持っててくれませんか?」
とHELPが来た。

どうやら、設置時にスタンドの取り付け方が間違っていたらしく、
スタンドの金具がテレビの中じゃなく、外についているので、一人では外せないようだ。

そうか、俺が設置時に間違えたか。誤取り付け防止策はされていないか。
ふと思う、誤取り付け防止は、背面に金具を取りつけようとすると
面にでっぱりをつけて物理的にネジがネジ穴に届かなければいいはず。
今からなら金具の製造工程に響くので、
俺ならプラスチックの部品を貼りつけるな。それで防止できる。
そのくらい簡単なことで、誤取り付け防止になるので対策はすべきだろうな。
このことがあとで尾を引くことになる。

テレビスタンドの交換なので、交換自体は簡単だ。
問題は、配線を元通りにすることである。
そのノウハウは良かった。
テレビの側面と下面に接続があるのだが、その配線に1個1個対応するチェックシートにある
マジックテープをつけていき配線を戻すと、
マジックテープがチェックシートに戻ってくるという良い方法だった。
これなら配線ミスは起こりえないはずである。(ネタフリ)

ついでに、長年の懸念点だった、スピーカーの配線が逆、という問題も
直しておいた。
外部スピーカを使っているのだが、左右を逆にしてしまい
アニメとかで気持ち悪いシーンが良くあった。
車は右から左へ走っていく映像だが、
音は左から右へ走っていく、という感じとか
左右の人のセリフが、右の人がしゃべると左から聞こえ、
左の人がしゃべると右から聞こえる問題。
これも無事解消。

すると、またサービスマンからHELPが、、、

パナ「スタンドをテレビに入れようとすると入り口が狭くなってて入らないので
   元の外側に固定する方法でいいですか?」

どうやら、金具が長年の仕様で正規の取り付け穴をつぶしてしまい。
スタンドの金具が入らなくなっているとのこと。
まあしょうがないですね。

無事、配線が終わり、リモコンを差し出してサービスマンは

パナ「終わりましたので確認をお願いします」

で、順番にチェックしていく俺、するとBS/CSが見られない。

ふな「BSがダメですねー」
パナ「最初から見られなかったと思います!」
ふな「そんなわけない、あなたが来るまで見ていたよ」
パナ(ガタガタ、ブルブル)あわてて裏側を確認する様子。
パナ「配線が間違っておりました!」

せっかく配線間違いをしないためのチェックシートがあったのに
それが役に立っていないとか、うんこ。
会社はどんなに素人でもこのチェックシートがあれば配線ミスはしないという
いいツールだと思うんだけど、全然役に立っていない。
道具も使い方がわからないと役には立たない。
手も震えていたので、現場慣れしていない感じでした。
おじさんがんばれよ。応援しているんだから。

最後に確認のサインをするんだけど、それがスマホの画面上。
それとは別に、完了報告の紙もくれる。
もう、ペーパーレスにしたいのか、したくないのか、どっちなんだい!という感じ。


そのサインをするための画面をすぐに出せないので、マニュアルとにらめっこ5分。
俺は放置プレイ。まあBS見てたからいいけど。
もう少し練習するなり研修するなりして現場に出した方がいいと思うよ。

ということで無事、スタンドは交換されました。

帰宅した奥さんが、気が付いた。

奥「あれ?テレビ曲がってない?」

そういわれてみれば、、、
右が上がっている。どうもスタンドの固定で左右バランスが悪かったようだ。
け、サービスマン適当だなぁ。

ということで、うちのテレビは右が1cmくらい上がった状態です。
壁面収納ギリギリサイズなので、天井に接触している。
なにか、クッション的なものを挟んで左右バランスを取ることにします(笑)

一応、想像だけど、正規のスタンド差込口にマイナスドライバーか何か突っ込んで
ネジを入れて回せば、入り口は中から押されて広がるから直るはず。
おそらく1mm以下の修正だろうから。
次回、模様替えや配線交換の場合にでも備えて記憶しておこう。

そういえば、以前はパイオニアのプラズマテレビを修理してもらう時に
パイオニアのサービスマンが来たことがあった。
色の赤がおかしい現象だったっけ。
その時は2人態勢で、修理専用のリモコンを持っていたので
正常性の確認はサービスマンが行っていた。

パナソニックはそういう方法じゃないのかなーと心配したりして、、、
ということで、まあ無事、でもないけど、リコール作業は終了しました。
これで、テレビ台が倒れることはないのだろう。

しかし、1日8時間として、1台あたり1時間として8台。
11万台を交換するのに交換率8割として8万台。
1万人日=全国100人で100日間=まるまる5ヶ月、500人月=およそ5億円(人件費、部品等全部含む)
その半数の4万台でも2.5億円ほどかかるのか。
結構かかるなー。テレビ売った利益から出るのだろうか。ちょっと心配。
それとも特別損失?

まあよい、消費者には関係ないことですね。

ということで、初めての家電リコールでした。
これからもパナソニックラブ!

じゃあまた!リコール!トータルリコール!シュワちゃん派とコリン派!俺はシュワちゃん派!