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全世界のファンのみなさまこんにちは
今日は早朝から会社、ふなです。

いや、早朝ってさ。
数万台あるPCの壁紙を一斉に変更する作業を行いました。
俺一人でね!
イベントらしいぞ。

詳しくは書けないが本日マシンにログインして
壁紙が変わっていたら私の仕事だったのかもしれない。
なので、本日は早朝出勤だったのだが、昨日は
子供の早朝遠足のおかげで、2日連続奥さんは早起き、という
ことになっている。これが偶然でいいから重なると
早起きする日が1日で済む、ということにはならないだろうか。

こういう未来を見通せる装置を「ザ・クリスタルボール」として
未来がわかるボールがあるというお話がある。
という、装置があのユニクロが実現出来ているのでは?という
記事があった。
http://diamond.jp/articles/-/147207
ダイヤモンドオンラインより、、、

この記事を読んだとき、あれ?ルアーも同じ問題抱えているぞ、と思うわけだ。
分かりやすいようにダイソーのメタルジグで例えよう。

ジグロックは14g28g40gの3種類の重さがあり、
カラーもブルピン、シルバー、グリーンとある。
40gのブルピンばかり売れ、グリーンは大量に売れ残る。
あー、40gのブルピンがあれば10個買うのに。
というチャンスロスを起こしている。

ユニクロの商品は数千円のものだから在庫管理していると思うが
ダイソーの商品1個100円を正確に管理出来ていないのではないか?と思う。
まあ例はそんな感じなのだが、他のルアーメーカーは違う。

店舗に出荷した時点で、店内在庫のことはわからないし
店舗は売れすじだけを仕入れるので、メーカーの在庫のことはわからない。
クリスタルボールどころか泥玉である。

これを解決しているなー、と思ったのが
メーカーによる「船宿カラー」とか「XXXX店限定カラー」である。
在庫リスクを抱えず、オーダーメイドであるので
必ず買い切りなので、在庫リスクと相手に押し付けることが出来る。
相手は直接仕入れなので、利益率高く、値引きもする必要が無いので
長期在庫が可能、腐るものでもないので置いておける。ということである。

なので、○○限定カラーは売るための手法であり、釣るための手法ではないことがわかる。
逆に限定カラーバージョンを出しているメーカーは「何を釣ろうとしているのか」と
いう態度がよくわかる。
同じ限定カラーでもメーカーの発売する限定カラーは釣るための手法であることが多い。
見分け方は簡単で、買おうと思った場合、買う場所が限定されているのが
「人を釣るためのルアー」であり、複数で買えるならそれは釣れるためのカラーである。

TIMC○のオーシャン○ミネーターの船宿カラーは人を釣るためにあった。
実際作った人の話が耳に入ってくるんだけど、XXXのカラーは全然ダメ、センスない、XXXのカラーはいい。
と、自分の船宿カラーを貶してる(笑)

その流れを受けた狂うも同じ。
青い会社も同じ。
どちらも人を釣るルアーだった。

確かにメーカーと小売りの関係はWIN-WINだろう。だが、肝心の消費者はどうだろう。
「釣れないルアーを買わされている」ということになる。
釣れないルアーは悲惨だ、大抵こんなツイートを見かける
「ようやくXXXXで釣れました!」

本人が納得して使っているのだから良い、と思う人も多いと思うが
それは「正しい情報を与えられ場合」に限ると思っている。
釣れないルアーを釣れるルアーとして宣伝しているので
釣れるはずなのに、釣れない、という釣行を続けてしまうわけだ。
そして、偶然なんとか釣った魚に「ようやく釣れた」ということになる。
他のルアーならもっとイージーに釣れたのに。

おっと、クリスタルボールの話だった。
似たモデルがルアー業界で使えないか?と考察していた。
売れるルアーが事前に分かれば、作る側も売る側も在庫リスクを抱えずに済むじゃないか、と。

まず、腐るものではないので、廃棄ロスの可能性は低い。
あとはチャンスロスである。
この実験すら私はやっていると言ったら驚く人は多いか、少ないか。
はい、アクティブエイガードはこの実験もやっているのである。
実はアクティブエイガードには2種類ある。LiteとMAXである。
Liteは在庫が段ボールいっぱいあり、MAXは在庫がいつも3個以下である。
そう、MAXはほぼ受注生産のような形である。

正確にはLiteも半完成品なので半分受注生産みたいなもん、

製販一体となっているので、売れるだけ作る、が可能なのだ。
在庫リスクを最少にしている。いや、最少ではないな、低く抑えている。
ルアーと違うのは、カラーバリエーションは2種類のみなので、
全部で3種類しかない。もちろん組み合わせることもできるが
あえてしなかった。在庫リスクを取った。
カラーバリエーションは頑張れば4種類出来る。
それにアクティブエイガードLiteとMAXで、組み合わせは合計8種類。
実はこのモデルはナイトアングラーモデルで、もう1つ
デイサーファーモデルにもなる。
そうすると、全部で16種類のアクティブエイガードになってしまう。
それを3種類に絞っているので、在庫リスクは低減されている。

そんな実験もやっている。フックも同じだけど、在庫リスクを抱えているという点では同じだ。
ST-46を輸入したくて注文したらST-41TNが来てしまうという、この不安定さが
解消できないので、本格的に出来ないでいる。
まあ原価も高いし、大きくやったらリスクが増えるのでやらないだろうな、、、

未来を見通せるクリスタルボールを探すことはどの企業もやっていることで
消費者のニーズをいかに汲み取るか、これが大変だと思う。
だから売るために嘘をつく。消費者を騙せば売れるということを知っている。
消費者はまた騙された、と思う。
そこに騙された、と感じさせない仕組みが必要だった。
それが有名アングラーによる信者化である。

XXXさんのルアーだから買う。という、釣果ではない部分に重きを置いた販売方法だ。
使うお金はお布施であり、釣れない釣行は徳を積んでいる、と理解させるのだ。
苦労した一匹は感動が大きい、という価値を埋め込んで洗脳すれば
フッコ1匹に何十万円も払うことになるだろう。

これを解脱させるには苦労することになるが
大抵は同行で釣行すると、目を覚させる効果が多い。
昔でいえばPOP-X最高!と思っている友人と同じバスボートで
私はダイソーのポッパーで爆釣し、「俺のPOP-Xが、、、」と一気に解脱したりする。

ミノーでもダイソーミノーでランカーを釣るところを見せたりすると、
考え方が急に変わる人もいる。

おっと本題に戻ろう。

ということで、クリスタルボールを見つけるのをあきらめた企業は
安易な方向性に舵を切る。
消費者の利益ではなく、売り手の利益を守ろうとするのだ。

そうなったメーカーには明日はないと思う。
ということで、XXXオリジナルカラーを出しているメーカーは
総じて釣れないルアーを作るメーカーであると思ってよい。
アパレルはいいよ、釣果に関係ないから。ロッドやリール、フィッシュグリップなど
釣果に関係ない小物はオリジナルカラーもいいと思う。

じゃあまた!クリスタルボールを探す旅は続く!なかなか見つけられない!わかるわけないけど!糸口見えないなぁ!