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全世界のファンのみなさまこんにちは
毎年この時期にDYFCのへらぶな教室きてた、ふなです。

平日なので行けないよなー。
椎の木湖は楽しそうだが、、、

さて、去年書こうと思っていたコラムを今年書こう。
書いたこと忘れていて、2回目書いているかもしれないが、まあいいだろう。

ということで、本日のテーマは
「カワハギ釣り中のカサゴはキープか?リリースか?」であります。

ちなみに東京湾のカサゴは毎年のように放流しております。
カワハギも毎年のように放流しています。

今回はカサゴをメインに狙う人の話ではなく、
カワハギをメインに狙う人の話となります。

ということで、結論から書けば、カサゴはキープすべき、かなっと。

というのも、毎回、全釣果を載せていて気が付いたことがあります。
全釣果を載せるということは外道も食べる、ということです。
トラギスもベラもカサゴもね。
カワハギがいっぱい釣れた時はリリースしたことがあるけど。
当然ながら、その魚も捌くわけで、何を食べているのか
気になりますね。

カワハギはもちろん、外道も胃を調べます。
カワハギの胃は、結構甲殻類を食べたあとの感触がします。
これはアサリだけを食べているわけではない、ということも分かってきます。

結構甲殻類が好きなのね!ということです。
これがヒントとなり、餌のあれこれを工夫しています。
単純に塩かけて締めればいい、とかアミノ酸をふりかければいい、という
どうしてその手順にたどりついたのか?を考えないで、単にアサリに
振りかけているのは意味がないと思います。

おっと道がそれた。

では、外道はどうか?ということで、
けっこういい大きさ(20cmくらい?)のカサゴの胃から出てきたのは、、、、
カワハギの稚魚でした。
カサゴはカワハギを食べてしまう、ことがわかりました。

カワハギ釣りをして、カサゴが釣れた場合。
リリースすると、そのカサゴはカワハギの稚魚を食べる可能性があるということです。
カワハギを1匹でも多く釣りたいのなら、カワハギの天敵のカサゴは
キープすべきじゃないか?ということです。

小さいカワハギはリリースしますが、小さいカサゴは大きくなって
カワハギの稚魚を食べます。
すると問題になるのは、小さいカサゴの扱いということですね。
20cmを超える、結構良い型のカサゴはキープ、ということは
理解できるが、18cmならどうか、15cmならどうか、13cmならどうか、と
考えていくと、、、
カサゴのキープの基準がわからなくなってきます。

まだ大きいメバルの胃からカワハギが出てきたことはないので
メバルはどうかわかりませんけど、、、
その前にメバルを釣ったことがない(笑)

マグロ漁師のドキュメントとか見ていると
マグロの胃からカワハギが出てきたことも結構あった、というので
マグロはキープですね!(当たり前!)

ということは、カワハギ釣りをしてアサリという有機物質を大量に
エサとして投入した人は、マグロのキャスティング釣りをする資格があると考えていいわけです。
ふなの有機物質投入資格論から考えると、ですけどね。

なので、今後、カワハギ釣りをして、カサゴが釣れたら、積極的にキープしましょう。という話でした。
あなたがカサゴをリリースしたおかげで、カワハギが減ったらそれは本望ではない、と思いますので。
一人ぐらいリリースしてもいいだろ、どうせ食べないし1匹ぐらいリリースしてもいいだろ、という考えが
合成の誤謬を引き起こし、カワハギ釣り業界全体が貧果になる可能性があります。
これは沖でカワハギ釣りをしている場合に限ります。
根魚ですので、その根のカサゴを釣りきってしまえば、しばらくいなくなります。
カワハギの天敵はいなくなり、増えることが出来る、、、
じゃないと外道のカサゴしか釣れない!ということになってから気が付いても遅いのです。

これでカワハギの稚魚は守られるということですが、
沖釣りじゃない場合は逆に積極的にリリースしましょう。
と思います。だってカワハギ食べないから。

そういえばカサゴ釣りに行った時には15cm以下はリリースしてたような。

なので、カワハギ釣りのカサゴは積極的にキープ、
それ以外は積極的にリリース、が、良いのではないか?という話でした。

もちろんこの考えが絶対的に正しいということはないんですが、
カサゴはカワハギの稚魚を食う、という事実がわかっただけでも
知らなかった場合と知った場合の後の行動が同じであるはずがないので。
あなたの行動に何か変化がありますように。

じゃあまた!まるで知る前と知った後TVのようだ!カサゴはカワハギを食う!俺はカワハギを食う!キープされちゃう!キープ君!