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全世界のファンのみなさまこんにちは
結論から先に書く、ふなです。

中華ラインはヘラクレスを買え。

今日の本題はこれだけだ。
毎回、クソ長いブログの文章を書きやがって、読むの大変なんだよ!とお怒りのみなさま。
今回は結論から書いたので、あとは読まなくてもOKです。

さて、中華ラインと言えば、太い!潰れている!とお怒りでしょう。
かもめのライン買ったけど太いよ!とか何回か、騙されて
やっぱり国産のラインが一番だね、さーてラピノヴァ買おう、と

本末転倒なアングラーが多いのも事実である。
(ラピノヴァは海外ラインです)

ラインの世界は、まじめに書くと1つの論文が出来てしまうほど情報量が多いし、
歴史も複雑だ。これを1個1個解説していては何時間あっても足らない。

なので、間違っているかもしれないが、自分の考えを書いて行こうと思う。

まず、ラインに関してだけど、みなさんはどんなラインを使っているだろうか。
さすがにナイロンという人は少なったが、フロロ、エステル、PE、ワイヤーと
様々な種類があると思う。

これらの特徴を1個1個説明するのはクソアフリエイトブログに任せて
その中でもPEに特化した説明をしたいと思う。

ほとんどのPEラインは大きく分けて、SK60とSK71に分類される。
自分が普段使っているPEラインがどっちか?
とすぐに答えられる人は少ない。
大抵SK60だと思う。
素材の呼び名もダイニーマ、イザナス、スペクトラと製品名がいろいろあるのだ。
ダイニーマとかは聞いたことあるなー。イザナスとかは知らない。
スペクトラ?何おいしいの?そんなところではないだろうか。

以前のブログでイザナスは品質のいいPEと書いていた気がするけど
品質はまあ同じだと思う。ダイニーマだろうな。

PEの素材の製品名だけでも、いろいろ種類があるが、その中の規格は
大きく分けでSK60とSK71である。
普通のPEはSK60,じゃあSK71ってなんだ?と言うと
これが、高機能のPEである。
https://kimamanitsuri.blogspot.jp/2015/11/spectra.html
https://www.honeywell-spectra.com/?document=fiber-capability-guide&download=1
この辺のデータを見たい人は見て。

データなんか見ない!と言う人は、まあ適当に読み飛ばしてください。

ということで、ダイニーマとスペクトラを比較したら
24%以上、スペクトラが強度が強いとなった。

>S1000(スペクトラ)4.33GPa以上
>SK71 (ダイニーマ) 3.5GPa以上

ちなみにシマノのパワープロはスペクトラ系である。
>スペクトラの特徴としてシマノが言っているのは
>・原糸が太いから擦れに強い!!
>・低伸度である.

ですね。
原糸が太いので、擦れに強い、わかります。
細いと、こすれて徐々に切れていきますからね。

太い原糸を編むということは「つぶれにくい」ことがわかりますね。
一般的に中華ラインは「きしめん」と呼ばれているように
潰れてしまいます。
原糸が太いと、潰れにくいというこもわかってきます。
だから、あえて、8本編ではなく、4本編を選んでいます。

そもそも、中華ラインが太い、潰れている、というこの風評は
海外と日本のラインの表記がまったく違うところからきています。

先日、私は靴を中華通販で買ったんですが、サイズは9.5でした。
日本だと26.5です。 9.5って書いているのに本当は26.5もあった!サイズうそつき!
こんな感じです。

海外製品のポンド数は「最低保証」なので10LBラインというのは
10LBの力では絶対に切れません、という表示です。
それが12LBなのか20LBなのか知らないが。

日本のラインは「クラスライン」なので、10LBラインというのは
10LBの力までに絶対に「切れます」という、ということです。
それが7LBなのか、9LBなのかわからないが、、

なので、同じ10LBラインでも太さが違う、ということになるのは当たり前なのです。
基準が違うので。

まあそれは置いといて、問題は直径だわ!と思っている人も多いと思います。
海外の直径とは、最少直径みたいなものだと思っています。
目いっぱい潰したり、マックステンションでひっぱって細くなった状態。
国産の直径はノーテンションで測ったもの。

同じ0.16mm でも測り方が全然違うので、これも比較の意味がないのです。
さらにさらに、号数も適当です(笑)

0.3号のPEとして売られているのは、その性能は最低あるよ、という意味になるので
太い!!となるわけですね。
なので、日本の表示方法に慣れた人が、海外ラインを買って、困惑するのは当たり前なのです。
左側通行だと思っていたら、右側通行で、さらに左ハンドル!なんじゃこりゃ!
ウインカー出そうと思ったらワイパー動いた!欠陥自動車か!と言っているようなもの。

おっと横道にそれました。
さて、次は低伸度です。

>これはヤング率(弾性率)を見ればわかります.
>S1000(スペクトラ) (144GPa - 210GPa)
>SK71 (ダイニーマ) (123GPa以上)
スペクトラ系が強いですね。

例えば、カワハギ、スミイカ、ディープジギング、アマダイ、キス、イイダコ、ヒイカ、エギのような
微細なアタリを取る釣りでは、低伸度は有利です。
アジングが登場しなかった理由はあとで述べます。
シーバス、バス、ルアーのような派手なアタリを取るには別に低伸度は寄与しないので
どうでもいいんじゃない?
マグロはまた別の問題があるので、スペクトラ系を勧めます。
それは強度ですね。
マグロタックルを見ていると、ベイトPE8号300mとかスピニングPE3号600mとか書いてあると思います。
PE3号600mかぁ、よし激安で探そう、これでよし!
で、買ったPEがSK60だと悲劇しか生まれません。
ほとんどのエキスパートはSK71を前提にタックルを組んでいるので
マグロのように相当な強度が必要な場合の表示はSK71が前提であると思ってください。
国産ならUltraシリーズがSK71ですね。

同じPE3号でも、強度が24%も違うのですから、雑誌の乗っていたドラグ設定だと
竿が満月になると糸が切れる、ということになります。SK60ならPE4号になるというわけです。
太くなればその分、糸の抵抗があり、キャスティングなら飛距離は伸びませんし
水切り抵抗も増えて、PE3号の人と同じ条件ではなくなりますからね、、
そのアジャストが出来る人はどうぞ挑戦してみてください。

ということで、低伸度もスペクトラ系に分があるという結果になります。
じゃあ、なんでもスペクトラ系にすればいいの?と思うと思いますが
そこはお値段とか、しなやかさ、が違います。
強度で言えば、金属並みの強度があるので、
しなやかさが劣ります。

強いということは固いということで、すなわちモロイのです。
ラインがモロイということはどういうことか、というと
例えば、バックラッシュした場合、結び目が極端に弱くなります。
引っ張ればモモったバックラが解消するような場合、糸が切れます。
これはパワープロでも経験しました。

直線のひっぱり強度は高いのですが、しなやかさがない。
そのため、バックラをほどくと、糸の強度は極端に低下します。

バックラしない技術が必要になりますね。

まあここまでは想定内の使い方ではないでしょうか。
私の場合はそれ以上の利点があって、わざわざ中華ラインを選んでいます。
それは、、、
1m単位のホワイトマーカーがない!です。

はい、タチウオ釣りではこの1m単位のホワイトマーカーに
タチウオがバイトして、PEが高切れしてしまいますね。
これを防ぐのです。
今でこそ、タチウオ専用ライン、とか謳ってわざわざ1m単位のマーカーなしを
高い値段で売っていますが、中華ラインなら最初から1mマーカーはないんだよねー。
本当に1色10mです。1m単位の微妙な調整は出来ません!

タチウオ好き、マグロ好き、カワハギなど極小アタリの釣りが好き、な私にとっては
最適なラインだと思っています。
サバなんか国産のSK71ラインを使わなくても、中華のラインで十分なのです。
まあ使うのはサバだけじゃないんだけどね、、、

水深60mでウルメイワシのアタリを取れるのはこのラインではないか?と
思っていたりします。
カタクチイワシのアタリも極小ですね。
これを取るのだー!
サバのバイトは派手だからSK60で十分。

金属に強度が近いということは、実はバイト信号の伝達スピードも速いはず、と予想しています。
カワハギのような0.1秒アワセが遅いと逃げられるような釣りでは伝達スピードは重要で
情報量はもちろん、スピードも大事なので、このラインが活躍してくれるはず、なのです。

問題は、品質です。
品質というのはPEは原糸を編むわけですから、そこのノウハウがあるとないのでは
雲泥の差だと思うのです。
だから東レのラインは高い。その通り。

編む技術があるのだから。
海外の製品に至ってはどこで頼んでも中華系工場で作るから
大差ない。

パワープロをシマノが輸入している時点で、海外のスペクトラ系のラインをみなさんは
使用しているので、どこが違うの?ということになるんですよね。
ラピノヴァとかも同じです。

PCBの基板サービスを何社か当たらせてもらったのですが
日本の会社も、海外の会社も結局、中華工場に発注するだけなのです。
それと同じモデルですね。

海外だからダメ、国産だからいい、という幻想が捨てられたら
よりハッピーになれるのではないかと思います。

じゃあ国産ラインは不要なのか?ということに関してはNO!です。
海外ラインには極細PEがありません。
0.2号PEとか0.175号とかラインナップにありません。
いわゆる海外0.3号=国産0.6号相当、からしかないので、
国産の0.6号未満のPEを買うなら国産しかありません。
これが上記で述べたアジング、トラウトをPEでするなら国産ラインしかない。という理由です。

2018年現在では「今のところは」ですが。
今後はどうなるかわかりませんけど、、、

すでに6LBラインという日本の0.4号相当なラインもぼちぼち出ているので
そのうち、極細PEラインも中華で十分!ということになるのではないか、と思っています。

まあここまで、説明してきましたが、最後に大どんでん返しな情報を。
今まで、ここに出てくる数字や表記が正しいことが前提でお話してきましたが。
中華製品は表示が誇大になることが良くあります(笑)

リールのドラグ性能なんか、その典型で、リール本体にはドラグ10kgと書いてある。
リールを入れる箱にはドラグ15kgと書いてあり、HP上にはドラグ20kgとあり、
ECサイト上の説明にドラグ30kgとか平気で書いてあります。

なので、お?ドラグ8kg、これなら青物でも使えるかな?とか信じると地獄です。
じゃあ何で判断するのよ?ってことですが、それは、、、
「もの自体」で判断してください。
中華圏の人の考えは「騙される方が悪い」という商習慣の国ですので、
ハラールマークとか製品保証規格とかのマークは普通に偽造します。
なぜなら、「こんな適当なマークでも付けたら売れるから」という理由です。

それと同じで、ラインも強度強めに書いとけば売れる、ということが普通にまかり通って
おります。そのため、いかに騙すか、そして、消費者はいかに騙されないか。
この攻防が繰り広げられているのです。

極端な話、ヘラクレスはスペクトラ系「ではない」かもしれないし
そもそもヘラクレスの偽物かもしれないのです。
十分あり得る話なので。
サンプルはスペクトラ系、よし!大量購入して、売るぞー!と
本番大量納品はダイニーマ系、ということが起こっても不思議ではないんですね。
そして「おい!ダイニーマ系じゃないか!」とクレームをつけると、「太さも長さも強度も同じPEラインだよ」と開き直る、とか
普通です。そこは知恵比べなので、普通の日本国内で買い物をする感覚だと、おそらく失敗すると思います。
私が一度に大量購入しない理由も少し理解できたのではないか?と思います。
おかげで在庫管理が複雑すぎて草。

モノを見極める眼力がない人は無理なのです。
「書いてある」「印刷してある」ことが本当ではない世界の人と商取引です。
日本では考えられない、日本の常識が通じない世界とやり取りをする、大変です。

昨日、保坂さんが天然ガスの交渉で現地の人と、ビジネスをするという番組がありましたが
その中で「VIPにいきなりビジネスの話をして、日本の大手商社は全部失敗している」というセリフがありました。
その国にはその国の商習慣に合わせたビジネスをしないといけない。
結構大事なんだけど、この大原則を知らない人が多いですね。

なので、この上にある250行くらいの文章は、全然外している可能性もあるのです。

なお、気になるお値段ですが、、、
大体300Mで数百円、500Mで1000円くらい、1000Mで1500円くらいでしたね。
日本の10分の1くらいの値段だと思います。

パワープロに至っては日本未発売(シマノが取り扱ってない)ランクのものです。
この辺は、冒険というより、置きに行った感じの無難な買い物でしたね。

ここまでたどり着くのに数年かかっています。
ノウハウを溜めるには、時間もお金もかかるのですよ。
しかもそれが正しいとは限らないのが中華通販の難しさ。

ということで、面倒くさいことが嫌いで、勉強するのもいやで、絶対に失敗したくなくて
お気楽にいいものが安く買いたい、という都合のいいことしか考えていない人は
中華通販を利用するのは無理と思います。

そういう人は携帯電話も未だにキャリアに月6000円以上払っているのではないかな?と思います。
no pain no gain です。

良く、「安物買いの銭失い」と言いますね。
みなさん悪い意味だと思っていますよね?
銭は失ったが、貴重なものを得ています。
それはなんでしょうか?
そうですね、経験であり、ノウハウです。
〇〇を買うと〇〇だからダメ、という「経験」を得ているのです。

あのエジソンも実験を300回失敗したが、300回の失敗ではない
300回のうまく行かないパターンを発見したのだ、と言っています。
ちょっと回数はうろ覚えだけど。

ということで、中華通販は結構大変よ!ということでした。
まずは失敗しても許せる100円以下のものから挑戦してみてはいかがでしょうか。

じゃあまた!ラインは難しい!エステルライン欲しい!ジグヘッドも欲しい!サバ釣れて来た!