全世界のファンのみなさまこんにちは
2020年にプログラミング必修化、ふなです。

今年小学1年生になった次女を幼稚園の年少から
プログラミング教室の体験をいろいろやっております。

長女はパソコン部と理系な家庭にありがちな光景です。
まあそれはおいといて。

小学校でもプログラミングの勉強は必修になるわけなんですが
先に勉強しておこうということで、何が合うかな?と
いろいろ体験させておりました。

年長時には ダッシュくん、でプログラミングに初めて触れ
担当の先生に年長さんでここまで出来るとは驚きで300人くらい体験会の中でトップとかお褒めの言葉か
セールストークかわからないお言葉を。

その後、スクラッチJrを家で少し遊んでみて動く絵本を
作る楽しさを覚えました。
家で遊べるように環境を作ってあげました。

近所の体験教室で、レゴマインドストーム、を体験し、またしても良く出来ていたようです。

小学1年生になり、おもちゃショーで、小学館のはじめてのプログラミング、という教材で
体験をすると6歳で小学校1年生とは思えない複雑なコースを一発で回答して
小学4-5年生レベルのことをやっているという評価を頂き。まあ、これもセールストークと
思ってスルーしておきます。

そして、先日、誕生日で7歳になり、誕生日プレゼントは何がいいか?ということで
SPHERO MINIがいい、ということで、それをプレゼントして遊んでいます。
プログラミングするスマホがタブレットではないので、画面が小さく
やりづらい感じですが、タブレットないので、、、。
いや、あるけどOSが古いのでアプリが対応していない。OS5.0以上のタブレット、買うかな、、、うーん。悩む。

で、まあここまで、いろんな体験をしてきて、
雨後の竹の子のように教材がいっぱい出てきた。
どれも一長一短あるんだけど、面白いのは
いわゆる標準偏差の真ん中をターゲットにしているので
まったく出来ない子、と、すごく良く出来る子、にまで対応しているのか?
ということが考えが至っていないことに気が付きました。

ということで、今まで体験した、
プログラミング教材の特徴をまとめてみたいと思います。

まずは

ダッシュくん。(29,800円)


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いわゆるロボットを制御するプログラムなんだけど
いいところは、移動を距離で設定できるところ。
センサー類がちゃんとしているので、誤動作が無い。
なんだけど、高い。
ロボットプログラミングの走りということもあって
結構広まっている。うむうむ。
欠点と言えば価格が高い(約3万円)のと、
コースを走るのに段差に弱い。
結構広い場所が必要、ということで
狭い我が家には無理な話です。
出来ることは多いので、出来る人には難しいことが出来るようになっています。
出来ない人は、ラジコンモードがあるので、遊べるけど
プログラミングの勉強にはならないな。
タブレットが必要なので、オフライン環境をどうするか?が課題です。
つまり、タブレットでプログラミングの勉強しているかと思ったら
ずっとyoutubeを見ていた、ということになる可能性があります。
このリスクは排除するのが大変。
あとアプリの言語は英語オンリー。

スクラッチJr(0円)


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アンドロイドタブレットがあればスクラッチJrが導入出来ます。
はい、これはオフライン環境で完全に動くのでとても良いです。
が、しかし、動く絵本しか作れません。
多少複雑なことをやろうとすると、完全に教材が対応していません。
さらに、作ったプロジェクトが共有出来ません。
他で見てみるとか実行するとか出来ません。
入門用にはいいかもね!程度のことしか出来ないです。
これが最低ラインのプログラミング教材だと思います。
まずはスクラッチJrからというのは悪くない選択です。
教えるのは親、ということになります。
アプリの言語は日本語です。

スクラッチ(0円)


スクラッチJrに飽きたら、上位互換と言えるスクラッチがいいと思います。
かなり本格的なことが出来ます。
簡単なことも出来るので、いわゆる学習の幅があります。
そして、完全なオフライン実行が可能です。
プロジェクトも共有できます。
そのため、家で作ったプログラムを学校で実行、ということも可能なのです。
もちろんUSBメモりのようなものは必要です。
また、他の人が作ったプログラムがコミュニティに上がっており
ダウンロードして、自分のPCに持ち帰るのも可能です。
さらにそれを改造出来ます。
とてもいい学習環境です。
動作環境はWindowsPCということで、ノートPCなんかを買う必要がありますね。
まあ使っていないノートPCをあてがうのはいいと思います。
そして、他にはない教材として、資格制度があります。
ゴールド、シルバー、ブロンズ、の資格制度があるので、
何?Javaのシルバー?あたちはスクラッチのゴールドだよ!、はやくゴールド取れば?
みたいな会話が起こるのでしょうか?怖い。
アプリの言語はひらがなと日本語です。

レゴマインドストーム(約10万円)


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良くも悪くもLEGOです。
そこから出てこないし、それ以上でもない。
LEGO好きならいいと思いますが
教材としては高すぎるし、ハードウエアの精度も悪い。
センサーは誤作動しまくり。
ロボットのプログラミングですが、移動の設定がモーターを何回転、です。
いや、タイヤの直径によって違うだろ。という。
移動距離は計算で求めないといけない。
センサーは誤動作しまくるので、正しく動かない。
うーん、何がいいのかわからん。
うちには合わないな。高いくせに悪いという、、、
教室自体も良くない。
授業の7割はレゴの組み立てです(笑)
肝心のプログラミングは3割。燃焼不足。
教材としては良くないです。
覚えてないけどアプリの言語は英語オンリー。

カードでピピッとはじめてのプログラミングカー(5000円)


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学研の教材のプログラミングカー。
これもロボットプログラミングの部類だ。
3歳から、ということもあり簡単にプログラミングできる。
幼稚園から小学校低学年向きだと思う。
一緒に遊びながら覚えることが出来る。
これをおもちゃショーで体験したんだが
教材が幼すぎて、難しいことが出来ない感じだった。
実際の体験の様子。
車を動かすプログラムをカードで読み込ませるのだが、
ステップ数の枠を大きく超えて、わが子は複雑なコースを作っていた。
1カード6ステップ、2カードで12ステップなんだけど
15-16ステップをいきなり作ったので、カード置き場が足りないという事態になった。
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しかも、2回目には高度はことが出来るとわかったようで、星を押しながら読み込ますと
90度じゃなく、45度曲がる、という情報を聞いて、作ったプログラミングの様子。
カードに半分ずらして置いているが、これは90度じゃなく、45度動かす、と子供がマイルールで
決めたもの。高度なことをやって一発で、ゴールした時の動画から切り取った画です。
そう、45度曲がる、ということが視覚的に再現できる教材になっていない。
教材が追い付いていないのだ。
これは出来る子にはさらに高度なことも出来る、という教材になっていない。
わが子が出来すぎるのか、教材が幼稚なのか、どっちなんだい!という問題はあるが
まあ長く遊べるか?という問題を抱えている。
カードの表記は日本語だったかな。

sphero mini (5000円)


ロボットプログラミングの超小型版。
直径4cmのボール型、ちょうどハロというか、BB-8というか、
そんな形の小さい、かわいいやつ。
移動の設定は角度とスピードと何秒か?という設定。
きびきび動かしたいのか、ゆっくり動くのか、設定できる。
130段階だったかな。アプリで OS5.0以上のスマホが必要。
タブレットがいいと思う。スマホでも出来るのがうれしい。
sphero mini はいわゆる、ラジコンモードみたいなの。
これは dash君と同じ方式。
プログラミングは sphero edu というアプリで行う。
これも無料のアプリなので、プログラミングをしたい時は edu で
ラジコンぽく遊びたい時は mini で、と使い分ける。
満充電で45分遊べるからいいと思う。
充電はmicroUSBで汎用性が高い。
カプセル型でどうやって、前後左右を見ているのか?という技術的な興味がパパは多いにあるぞ!
丸っこいボールが前後左右に、色も変えられる。
ただ、1つ、音はスマホで鳴るので、本体からは出ない。
まあ操作している本人に聞こえればいいんだけど。
なので、大きな会場でやる時にはイヤフォンからPAにつながないとね。
アプリの言語は日本語


ichigo jam(1500円)


いわゆるBASIC機。
40年前なら十分教材になったが、今では完全に時代遅れ。
リニアの運転手になりたい!って子供にSLを与えるようなもん。
入出力もPS2キーボードと懐古主義もいいところ。
映像はRCA端子、今時、RCAってHDMI変換とか必要になるね。
しかし音は出ないけどね。
画面も小さく、まあ意味はない。
単なるおっさんほいほいです。

十進ベーシック(0円)


fizzbussbasic

WIndows上で動くBASIC。
これも懐古主義。今時BASICって、、、
いや、言語を学ぶという意味ではいいかもしれないが、
楽しくはない。グラフィックもいちいち作らないといけない、音もBEEP音。
何がしたいのかわからない。

ということで、いろいろプログラミング教材を見てきましたが、
まあ使えねー!レゴ!とか高いなー!ダッシュくん!とか
いろいろ評価があります。

結局我が家で導入したのは
スクラッチJr
スクラッチ
sphero mini (edu)

になります。
幼稚園の時から徐々に慣れていけば、
プログラミングはそんなに難しくはないと思います。

なんだけど、ちょっと最近のプログラミング教材ブームに疑問があります。
それは「単なるゲームを論理的思考能力がつく」として売っているおもちゃが多いです。
プログラミングの命令の基本は
条件分岐、ループ処理、入出力、の3つが含まれているか?です。

ループ処理もない、条件分岐もない、たとえば、どうぶつ将棋みたいなもの。
もし相手の陣地に入ったら駒を裏向ける、という条件分岐はありますが
ループ処理はないでしょう。入出力すらありません。
将棋でループ処理に陥ったら、千日手、と言ってエラー処理されます。
これはプログラミング教材と言えないと思っています。
ただ単にボールを上から落として、溝に転がすだけのおもちゃとか。

単なるおもちゃをプログラミング教材として売るな、と言いたい。
どんなゲームをやっても論理的思考は身に着く。
ただし、それはプログラミングとは関係ない。

プログラミングとは何か?が分かっていないで
単なるおもちゃをプログラミング教材として売っている業者が多いので注意してください。

判断は簡単で、
「入出力」「条件分岐」「ループ処理」これがあるかだけ、見ればわかります。

「入出力」・・・キーボード入力、タッチセンサー、マウス、などの入力があるか?
        音、光、動きなど、出力があるか?

「条件分岐」・・・ もし〇〇なら、△△ という処理が可能か?

「ループ処理」・・ 〇〇を△△回繰り返す、という処理が可能か?

これだけをチェックすれば大丈夫です。
プログラムはどんなに複雑になってもこれらの組み合わせで出来るので。
なので、オセロや将棋はプログラミング教材とは言えない、と定義出来ます。
さて、プログラミング教材、何が良かったですか?


じゃあまた!fizzbuzzテスト!懐かしい!レッツプログラミング!