全世界のファンのみなさまこんにちは
自治体との交渉はね、難しいのよ、ふなです。

昨日、ブログのコメントに頂いた質問にコメントで回答しようと
思案を巡らしていたら、膨大な量になったので、エントリーで回答するということにします。
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関西で釣りをしている方が、関西で釣り場を確保するために
ファンドを立ち上げ、自治体と交渉するのはアリじゃないか?
というご質問です。

結論からいうとほぼ不可能なんですが、、、可能性はゼロではない。

最初は「誰か知らないけど、ファンドを立ち上げて自治体と交渉して
釣り場を確保しようとしているのだけれど、どう思いますか?」という内容だと思っていたのですが
よく読むと、自分で立ち上げると書いてあったので、言葉を選ぼうと思いました。

うーんと、歴史の問題もあるんですよね、関西は、、、。
関東ではたとえば横浜の大桟橋で開港以来123年ぶりに大桟橋で釣りをするために開放してみる、というイベントが
開かれました。
この計画は、1年くらい前に、じゃあ大桟橋で釣りやってみようか、いいね!やってみよう!みたいな
短期間で実現したものではないです。
おそらく10年単位で準備に時間がかかっています。
なので、まず、時間の壁というものがあります。

あなたは関西で釣り場を確保するために10年の歳月をつぎ込めますか?

次に人の壁という問題もあります。
横浜の大桟橋の解放でさえ、大物議員が動いております。
いや、まあ神奈川県の知事とかですね。
急に大桟橋で釣りやろう!いいね!やろう!みたいになるわけがないので
まず、神奈川県主催、横浜市主催、などの釣り大会を開催するところからスタートしているわけです。
確かボートシーバスの大会の主催が行政、なので、それを積み重ねて
下地を作るところからやっているんです。

そこで十分なデータを取得して、事故もなく、何年も実施出来た、という
実績を持って、じゃあおかっぱりでも、という話になるので
実績のないところに急に釣り場を確保しよう!という動きにはならないので。
そのためには毎年、議会に議案として提出する市議、区議、府議さんが必要なわけです。

私が維新の会とか民主党の公募に応募しているのは、そういう議員の位置に
釣り人を置きたいからなんですよ。
しかし無名の俺が選挙に出たところで勝ち目はない、だから風が吹けば、という条件付き。

あなたは区議、市議、府議に立候補する覚悟がありますか?
単なるアイデアは誰でも持ちます、実行しているかどうか?なのです。
そういう人の壁があります。

そして、お金の壁もあります。
ファンドを立ち上げ、自治体と交渉するとしましょう。
自治体はお金を受け取りません。いや、受け取れないんです。
そういう窓口がない。
仮にいい土地があって、ここ自分たちで整備するから釣り場にしてくれ、と
言ったとしましょう。さていくらかかるでしょうか。
土地は自治体のもの、整備にかかるお金は、、最低でも4億円は必要です。
4億円をファンドから入手するには5億円集める必要があります。
ファンドの手数料は2割なのです。
5億円集められますか?
これがお金の壁です。

さて、なぜ整備に4億円も必要なのでしょうか。
自分たちでやれば原価で400万円くらいで済むのに!と思っているかもしれません。
それは、工事できる業者が決まっているからです。
無事に土地も決まり、業者が入札します。
100mくらいの護岸整備です。柵をつけ、救命浮環を10mおきに設置、
受付を作り、インフラを引く。(水道、ガス、電気、下水、周辺道路、駐車場、看板等)
まあ4億円くらいかかりますね。
なぜなら、工事の品質保証をしないといけないからです。
指定業者しか入札出来ないし、工事も出来ないので、自分たちでやる!というのは不可能なのです。

そして最後は議案の壁。
人の壁はなんとか親戚の市議、府議を紹介してもらう、とかいう方法とかありますが
その府議は間違いなく議案を出さないでしょう。
関東なら気軽に出せる、しかしそこは関西なのです。
関西の釣りの歴史を知ってたら、府議は釣り場を作ろう!という議案はまず間違いなく出しません。
というのも、昔、大阪の府議だったかな??
が釣り場で溺死しました。もちろん釣りで、です。ライフジャケットも着ていませんでした。
自己責任、と言えばそうなんですが、家族は行政に損害賠償請求裁判を起こしました。
これが負ければ、関西の釣りは死亡、ということで、なんとか不起訴に持ち込んだか、
取り下げにしてもらったか、ちょっと忘れましたが、裁判になったくらいです。

それ以来、関西では釣り場は閉鎖の一途、残っている場所もライフジャケットつけろ、ということが
徹底されています。
もし、2度目の事故があれば、間違いなく大阪湾は全面釣り禁止になるでしょう。
それほどシビアな環境です。
ムコイチでさえ事故があったら終わり、という意識でみんな釣りをしています。

そういう文化圏なので、府議は釣り場を作ろう!という議案を提出しても
却下されることは分かっているので出さないのです。
結構、釣り場を作ることが簡単だと思っているかもしれませんが、
まず、新設することは不可能に近いと思っています。

そしてファンドを立ち上げても5億は集まらないし、
そのお金を受け取る先がない。
もし仮に、自治体が釣り場を作るとしたら、行政の予算でやるので
集めたお金は有効活用されない。
ファンドという方法自体が無意味なのです。

そして、関西人のモラルのなさ。
仮に超厳しい条件で新設オープンしても
釣り人のモラルは関西は低いので、すぐに問題起こして
ルールは守られず、閉鎖になるでしょう。
偏見か!と言えば偏見です。関西人はモラルが低いと思っています。

仮に4億円でオープンしても、年間の維持費がかかります。
さらにソーラス条約を順守するためにかなりのお金がかかります。
入場料で補えない分は赤字で、予算から追加です。
赤字事業なら閉鎖してしまえ、となります。

そしてリスクの壁
行政は収入増より、リスクを重要視します。
収入が年間1000万円増えるより、事故が起きて損害賠償請求が起きる可能性を重視します。
これが一番の壁かもしれません。
だから入場料で収入が増えますよ!というのはアピールになりません。
むしろ、事故が絶対に起きません!ということを証明しないといけません。

という、厳しい環境下であることは理解出来たと思います。
じゃあ可能性はゼロか?というとそうでもない。
一縷の望みはあると思っています。

私が考える釣り場新設モデル(最短でも20-30年の時間はかかります)
なので、来年あたり作りたい、というのであればあきらめてください。
そもそも大阪府が主催の釣り大会(海)ってあるんですかね?
神奈川のように都道府県が主催の海釣りの大会ってあるんでしょうか。
その文化から作ることが必要だと思います。
おそらく、川、湖、渓流とかはありそうです。
海は、その関西の歴史から見て、ないと思っています。

なので、まず、大阪府主催の海の釣り大会を開催するところからスタートだと思います。
日本釣振興会・大阪府支部 が働きかけないといけないので
まずは日本釣振興会に入るか、人脈を繋げます。
当然反対されます。お前は関西の釣りの歴史を知らんのか!くらい怒られるのを覚悟で
それでも海釣り大会を開催するように呼びかけます。
最初は主催じゃなくて後援、協力を要請する程度でいいと思います。
後援、協力してもらえるようになるまで3-5年はかかると思います。
陳情を行ってください。

後援、協力になってもらったら、次に主催の話を振ります。
もちろん府議に立候補するか、人脈をつなげてください。
大阪府が大阪湾でボートを使った釣り大会(神奈川県横浜市方式)を開催するように議案を提出します。
5年くらいは毎回、否決されるでしょう。
任期をまたぐと思いますので、自分なら再選、人脈なら再選してもらうようにしないと
そこで議案が途切れます。あなた以外は絶対に釣り大会をやりましょう、なんていう議案は出ないのですから。

再選出来なかったらまた人脈探しです。
6年目に根回しも十分に行い、かなり厳しい条件付きで開催になると思います。
1度議案が通れば、翌年も同様に可決、まあいわゆる産みの苦しみってやつです。
1度産んでしまえば、あとは予算の増額を請求で、規模の拡大を行います。

ここまで順調にすすんで、2030年ですね。まだまだ先は長い。
大阪府主催の釣り大会はボートだけじゃなく、おかっぱりでもやりたい。
どこか釣り公園でもやろう、ということになります。

ようやく釣り公園でも釣り大会をやります。超厳しい条件でライフジャケット必須で投げ釣り禁止、とかで。
3-5年すると、収容できる人数がオーバーします。
ムコイチでも定員オーバーする程度です。
そこで、抽選になり、ようやく
釣り場増設の話が議案に上がります。
海辺の公園整備の一部を釣り公園にする案にするのです。
何かの公園整備、改修が議案で出そう、という情報を察知して
そこに同調します。たとえ、与党と野党と別れていても、超会派です。

2035年大阪府議会に予算申請
土地を探すのと、予算を通過と同時に行って
2038年着工
2040年竣工、試し釣りイベント、開園。

順調にいってこのくらいのスケジュール感になると思います。
最短で2040年に確保出来ますね。
途中で1回でも事故が起こればまた振出しです。府議がいなくなってもね。

自治体と交渉するということはとにかく人脈命ですので、
区議や市議と知り合いになるか、自分がなるか、です。
確実なのは自分がなることです。
おそらくそこまでの覚悟はないでしょう。
誰か関西に釣り場作ってくれないかなー、程度の甘い考えだと思っています。

私は風が吹いたら区議でも都議でも国会議員でも立候補するつもり、という覚悟はありますので
青焼きを書いて実行することは可能ですが
そこまであなたに覚悟があるのか?ということです。おそらくないでしょう。

だがしかし、これをメールで送れば「俺には無理」で終わる話ですが、
ブログのエントリーにすれば、「そうか!その方法なら関西にも釣り場を増やせるのか!俺、府議目指す!」と
気が付いて行動を起こして、結果的にあなたもその恩恵にあずかれる、という可能性が0.00001%くらいあると思います。

少なくても、自治体に相談に行ったんですが、こういう理由で門前払いされました、という
話なら少しは実行する能力のある方だと思いますが、そうではない単なる思い付き程度で相談されても
あまり良いアドバイスは出来ないと思います。
ファンドを立ち上げる→お金はない
自治体に相談→してない
いいアイデア→ふなが考えろ

これでは実現することは出来ないと思いますよ。
ハードルは高いのに何一つやってない。
少なくても何かに挑戦してどうダメだったか、を体験しないと。
私がいろいろ行動しているのは、ハードルを知るためです。
WEB上でググって知った気になったり、人にアイデア出してもらおうとかいう考えが一番ダメです。

ここまでは自治体と交渉する話です。

次は私有地と交渉する話をしたいと思います。
大阪湾には自治体の土地以外に私有地があると思います。
これは企業とかが、持っている土地ですね。

これなら10年以内に確保できるかもしれません。
行政は動きが遅いですから。私有地の方が話は早い。

まず、私有地のオーナーと友達になります。
そこが一番難しいですが、まあなんとか友達になってください。
あるいは人脈をつなげてください。
まあ大企業の社長か会長でしょう。
ないなら、正面切ってお手紙を書く。
あるいは超頑張って、その企業に入社して、そこの担当部署に配属してもらう。
湾岸倉庫課とか、あんなもん窓際族がいくところだぜー、とか言われながらも行く。
あるいは1代で超金持ちになってその企業を買収する。

そこで、釣りをしたい、という話をしましょう。
なんとかこっそり一人だけ、釣りが出来ると思います。
いわゆる合法的に立ち入り禁止区域で特別な許可を得て釣りをする立場、になります。
もうこれで満足じゃないかな。

そうではなく、仲間にもこの恩恵を与えたいよね。
で、オーナーにお願いすると1回くらいはOKでるかもしれません。
すると口コミで広まって、侵入者が増えて、THE END。
まあこんな感じでしょう。
1回釣り出来たからいいよね?とか言ったら真面目に考えてないので、
解放してもらうことを相談します。

そのためにファンドを立ち上げるのは可能だと思います。
民間ならお金の受け取りはとっても簡単です。
同じように整備費用は4億円くらいは同じでしょう。
まあなんとか5億集めてください。

4億円で、私有地の海沿いの場所だけを
隔離する工事をします。そしてソーラス条約の順守工事。
なので、狙う私有地は、岸壁から建物まで、距離がある。
建物を囲むようにフェンスを貼る工事が出来る。監視カメラの増設費用も負担しましょう。
フェンスで囲っても建物や仕事に影響が出ない、という場所に限定します。
おそらく、うってつけ!という場所があるはずです。
どこでもいいわけじゃない。

建物に侵入してもらっては困るわけだから。
フェンスで囲む、という工事をする。
そして、海側の利用だけをする。ということです。
まあ狭い範囲ですよ。でも1歩です。大きな1歩です。
当たり前ですが、違法駐車で交通の妨げにならないような場所、など、
いろんな厳しい条件があると思いますがね。
そこで、入場料を取って、会社の利益にしてあげるんです。
年間1000万円くらい入ればいいと思います。じゃないと人件費が捻出できない。
年間1万円で1000人登録、くらいかな?もちろん、事故が来ても企業は責任を取らない誓約書は必須。
しかも好きな時間に入れるわけでなく、抽選で1日20人くらい限定とかいう
本当に厳しい条件だと思います。土日の倍率高い!みたいな。

1社成功すれば成功事例を持って他社に拡大していきます。
海沿いの土地を貸し出して利益拡大、とか。ニュースになれば
一気です。これなら10年以内に何か所か、確保できると思います。
もちろん、無料開放しろ、というのは企業になんのメリットもないので
無理だと思います。企業は、お金になることはやるがならないことは絶対やらない、です。
関西人はケチ&モラル欠如なので、無断侵入など、酷い状態になることを想定して
計画を立てます。

こんな感じで関西でも釣り場を確保できるのではないか?と思います。
まあムリゲーですよ。簡単になんとかなる問題ではない。

しかしゼロではない。

可能性はあるので、挑戦するのもいいと思います。
自治体と交渉するなら最低でも府議になる覚悟がないと難しいかな。
府議になるためには実績を上げるために地元の市議、区議になるところから
スタートして府議を目指す、ということをしないといけないと思います。
自分は何もしないが、釣り場は確保したい、というのは単なるわがままだと思っています。

関西で釣り場を確保したいと思っている人は無茶苦茶多いと思っています。
ただ、誰も行動してないですね。私が知る限り。

先頭切って行動してみれば、賛同者は多いはずですから結果はついてくるのではないか、と思います。
行動しない限り、賛同者もお金も情報も集まらないと思いますよ。
特に人脈、「俺の親戚が市議知っているから紹介しようか?」となるには1にも2にも行動であり広報です。
行動していることを広報すれば、賛同者や手を差し伸べてくれる人は必ず現れます。

アクティブエイガードもそうでした。XXXXで困っているんだよねー。ここまで出来たんだけど、、、
ということを広報していたので、「それなら知り合いの漁師さんを紹介するよ」という話になったのです。
ありがたい話です。

最近でも、漁師さんからXXXで困っているんだけど、とか、プロサーファーの方から
XXXXで困っている、という話を頂いております。
それはやっぱり、行動して、広報しているから情報が集まるので
行動も広報もしない人には情報は集まりません。

ググって調べることが出来る情報は何の価値もないので。
情報は足を使って集めてください。
WEBにはない情報が多いことに気が付きますよ。

では頑張ってください。

じゃあまた!超大作になった!行動と広報!壁は厚い!だが壊せないわけじゃない!方法はある!