全世界のファンのみなさまこんにちは
PCB楽しい!ふなです。

基板回路を設計していると、実に自分の実力のなさを知ることになります。
まあ素人だし。
プロトタイピング手法を進めるのはいいんですが、
結局その設計を何回もやっているわけではないので、
今回は2回目なので、まだまだ初心者の域を出ません。
すでにアクティブエイガードULTIMATEの基板はVer8になりまだまだ満足なものが
作れません。
動くんですけどね。ロジックボードは正しいけど、もっと、こう、あるだろう!的な感じで。
細かい修正が何回も入ります。

で、世界中にはPCB業者なんていっぱいあるので、好きなところで頼めばいいのですが
送料とかの関係もあり、最安値で納期長い、というところに
1便と2便で分けて発注しています。
という話は以前に書いたと思います。

そして、今回も1便と2便を分けて、どんどん開発を進めているのですが、、
なんと今回、初めてロジックエラーが発生したようです。
092647084

ロジックエラーというか、データおかしいぞ!ちゃんと直せや!的な
エラーで弾かれるわけですね。
デザイン云々の前に、データがおかしい、といわれているわけです。

え?今までちゃんとパスしてたのに、Ver7までパスしたのにVer8からおかしい、ってどういうこと?
ということで、右往左往。
使っている業者は pcbway なんですが、同じデータを seeed の fusion pcb に送ると
エラーなしてそのままパスして、製造工程に行く。えー、困ったな。
seeedprocessing

原因がわからん。fusion pcb はちょっとお高めなんですよ。

pattern-drill
pattern-drill2
ULTIMATE8TXT

で、サポートと喧嘩しながら、garber view のソフトを3個試しても
おかしいデータが表示されない。
もう、業者のソフトのBUGなんじゃないの???と突っ込む。
pcbway-mes

詳細が気になる方に説明するとドリルデータがおかしい、基板の外にも穴をいっぱい
あける仕様になっているよ!と突っ込みをもらうんですが、
そんなエラーデータが確認出来ないぞ!と応酬。

うーん、わからんなー、と調べていると、、
どうやらガーバーファイルには2規格あって274Dと274X があり、274D のデータを渡していたようだ。
正しくは 274X のデータを渡さないといけないようだ。

エラーが確認できない、と言っているのに、どのソフトを使っているのかも、教えてくれないので
確認しようがないぞ!と思っていたら
ようやくソフト名を白状した、ら、CAM350だそうだ。
CAM350

無料のガーバービューソフトあるじゃないか、と思ったら
CAM350専用かよ、つかえねぇ。
いろいろ記入してダウンロードしたのに。

ってことで、、、
どうやら PCBEではドリルデータが甘いらしく、WEBに書いてあるのは
hole.hol を xxxx.TXT にしなさいよ、とあるけど
正しくは hole.grb を xxxx.TXT にする、が正解のようだ。

そこで、はたと気が付く。
あれ?じゃあなんて、fusion pcb はエラーなくパスしたのか?
と思って調べると、、、

http://support.seeedstudio.com/knowledgebase/articles/1176502-how-to-generate-gerber-files-from-pcbe

そういえば、不要なファイルも全部送っていたな、、
つまり、、、忖度して修正してくれてた、と言うわけ。
当たり前だけど日本では PCBE 使う人が多いけど、世界的に見れば少数なんだから
対応しないのが、当たり前。

つまり、変なソフト使ってないで、まともなデータ送れや!という工場の主張は正しい。
ユーザー側で、
http://support.seeedstudio.com/knowledgebase/articles/1176226-pcbe%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%92%E5%87%BA%E5%8A%9B%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95
ということをしないといけない、ということが分かった。

一度、失敗すると覚えるね。
まあ変なクセのあるソフトのようなので、、、あとはPCBE側がドリルデータをまともに吐くようになったらいいな。
それまでは、いろんなバッチファイルとかで対応しよう。

ということで、とりあえず
PCBEのドリルデータは結構やっかい、という話でした。

PCB業者の有名どころはほぼ China post が復活しているので
注文を出しやすくなった。さすがに基板10ドル、送料20ドルは注文できないな。
基板10ドル送料5ドル、とかだと、注文しやすい。

ということで、無事、製造工程に入りました。
無駄に fusion pcb にも発注してしまったので
そのままお蔵入りになるかもしれない。

現地は台風で大変なことになっているらしいので
そんなに急ぎはしないのですが、のんびり開発を続けていこうと思っています。
急ぐ開発ではないので、、、

じゃあまた!基板作り楽しい!設計がモノになるって楽しい!だいぶノウハウ溜まった気がする!