全世界のファンのみなさまこんにちは
車が使えない!ふなです。

明後日はステファーノGP決勝ですが、やることが溜まってます!
名人(鈴木孝さん)のビデオを見ていたのですが、
食い渋りの時にキス針を使うという話をしてて
ちょっと作ってみました。
一応6.5のスピードと、パワースピードは用意したのですが、
いわゆる極端な小針、というパターンは持っていないので
針だけでも作ろう、と思って準備してみました。
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適当な材料を用意します。
今回は、ハリスを結ぶための道具も同時に作ります。
キス針は、細軸のものは避けて、あくまでもカワハギ釣りの場合に
刺さるもの、そして、飲ませるので、ひねりがあるのものが良いはず!という
根拠の薄いものです。



針の結び装置はナショナル、というのが泣けます。
今はハピソンかな?すでに中華モノが1300円程度で売られているので
今では貴重な国産品です。いやー、壊れないね!
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まず、仕掛け巻きの仕掛けを捨てて、のパッケージを裏返します。
パッケージは再利用しますので、、、
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次に竹串を仕掛け巻きに刺して、瞬間接着剤で止めます。
結構バラバラになりますね。
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結局合計、5本の竹串を刺して止めました。
この仕掛け巻きはこういうことが出来るので重宝しております。
ウレタンに竹串を刺して、瞬間で止める、これが出来るんですよねー。
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ハリスはフロロカーボン2号で、ハリスを巻いていきます。

針は一袋22本入りでしたので、全部に巻きました。
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先ほどの仕掛け巻きはこのように
ハリス測定の治具です。
6,7,8,9,10cmの長さに対応しております。
だから竹串は5本刺したのだ!
って、まあ、竹串刺して、切って、接着して、、という順番だけど。

そこから髭を切りハリスの長さを7cmとしてこぶを作ります。
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22本全部結びました。
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そして、空きパッケージの中に入れて完成。
これで、極端な小針しか食わない、と言う時用の針が完成しました。
ハゲ2.5号という針もあるけどさ。

実はいろいろ考えていたのですが、
カワハギのフッキングを考えた時、
どこにフックするのか、も考えて
それと釣り方のリンクが難しいなぁ、というところに気が付きました。

実は、何回か、餌を完全に飲まれて、胃まで針が入っている場合と
歯の内側の上顎フッキングと、歯の外側のいわゆる唇フッキングと、
かんぬきフッキング、の数パターンあることがわかったので
それぞれ、どのパターンでどういう釣り方にマッチさせるのか正解なのか?
という疑問がわいてきたんですよね。

標準的に考えられているのが、スピード系は歯の内側のフッキング
ハゲ針系は唇フッキングではないか?と思っているんですが、
結構な確率で、歯の内側にハゲ針、唇にスピード系、ということもあるので
これは正解なのか?それとも、ミスフッキングなのか?がわからないところなんです。

というのも、3.5号のハゲ針で胃まで届いた魚とか、完全にフッキングが遅れたので
飲まれた、と思えばいいのか、魚の活性がそれだけ高かった、と思えばいいのか
どう説明を自分の中でつけるのが正しいのかわからないので。

正解が分からないところがダメだなぁと、反省なのです。
釣れればOK、じゃなく。
そのフッキング位置や針の種類は正しいのか?ということも考えながらやってみたいなーと
思っています。

さて、今回の極端な小針のパターンですが、ハリは飲ませることを前提にしております。
だからひねりの針で、胃や食道、口腔のどこかにひっかかれや!という仕様。

飲まれるので、針はロングシャンクで、ハリスはやや太めの2号のフロロ、という仕様です。
ギリギリ歯で針やラインを切られないような仕様を考えています。
あまり細くすると切られるし、太くすると食いが悪い、ということで、
あえての2号です。さらにスプールから出したハリスなので
直線でない曲がった癖のついたハリスであります。
これで、違和感をなくして吸い込みさせるという作戦の針となっています。
また針の色も赤や金のようにアサリとは縁遠い色で警戒心を無くす茶色、という感じにしております。
理想は黒やこげ茶だけど、キス針に黒とか見たことないので、、
あと線径の軸がちょっと太め、で細軸じゃないキス針、、、ひねり、、まあ理想が高い!
いわゆる世の中にない針を求めているわけですよね。

針で言えば、ハゲ針の種類の亜種として
オープンゲイブの針が欲しいと思っています。
アジングでは普通なんですが、
いわゆる吐き出した時に口腔に針がノル針が欲しいなっと。

いまのカワハギ針は全部クローズゲイブで吐き出しやすいので
オープンゲイブの針が欲しいんですよね。
アジングの針で応用出来ないものか、、、
少し考えたいと思います。

針が決まってきたとして、この極端な小針が効くパターンは
いわゆるゼロテンションからマイナス目で、しっかりカワハギに餌を吸い込ませるという
パターンになると思うので、餌は小粒で水管やヒモは捨てて、べろと肝だけの餌で
小粒にして、しっかりと吸い込ませて飲ませる釣り方になると予想しています。
予想だけなので実際はどうかわかりませんが、ある程度机上で想定出来ると思っています。

針の使い方が決まったら、仕掛けの設定に入るわけですが
標準的な仕掛けか、ワイド間隔か、ちょっと悩みます。
この時期のカワハギが固まっていない、広範囲のエリア探索、なら
ワイド間隔の仕掛けで広範囲で探すといいと思うんですが
そろそろ固まってきたのではないか?という予想なら
標準仕掛けでいいんじゃないかなーと思っています。

そして船の下を丁寧に誘って、ゼロテンションからマイナス目に這わせて
しっかり吸い込ませて、スローなフッキングをやるんだろうな、というイメージです。
なので、この針で宙で激しく上下するような誘いはしない、と思うわけですよ。
なので、竿はM-180を使います。MHではないのです。

名人の話(特に宮澤さん)は針に関しては
釣れたのが正しい針、といういわゆるブラックボックステストに近いアルゴリズムを採用していると思います。
いろいろ投入してみて、正解に近いところを攻める、というアルゴリズムですよね。
棚にしても、上で待ってみる、底で待ってみる、というような、感じなので
針に関しては、上で待つならハゲ、下で待つならスピード、という
使い分けを一度に済ませるために、仕掛けの上にはハゲ、下にはスピード、中には本命と
思われる針、というアルゴリズムが面白いなーと思いました。

効率的なのか非効率なのかよくわからないところではあります。
まあ針に関して、よく「針に悩まない!」という格言がありますが
それは針決定のアルゴリズムが正しくないから、正しい針が選べないのであって
針を選ぶ正しいアルゴリズムがあれば、迷わないでも決められるはずだと思っています。

結局釣り方と仕掛けと針、餌のいろんなパラメータがあるので、
どこを動かすのか?どこを動かさないのか?が決まっていないので
いろんなパラメータの最大数までパターンが存在してしまい、全部を試す時間がなくなるという
ところだと思うので、決まっているものをどんどん固定してしまえば、
どんどんパターンは絞れると思うんですが、
その正しいアルゴリズムを持っているかどうか?だと思っています。

しかし、これは釣れる場合により多く、より大型を釣る方法であるので
バイトそのものがない、という場合には通用しないんですよね。
その場合にどうするのか?というアルゴリズムがないのが現状です。
バイトが無ければ、次の一手が打てないのですからね。

ということで、針から釣り方を考えるのか、釣り方から針を考えるのか、
アルゴリズムが定まっていない感覚はよくわかったのではないか、と思います。
上記に書いたのは針から釣りを考える方法です。

ということで、今夜から冷凍のアサリを解凍して漬け込む準備をしたいと思います。
車が使えないので、バイクで久比里!というロングドライブは寒いし辛いところですが、
頑張ってみたいな!

竿から釣る方法を考えていると、M180とMH180を比較すると
きっとM180を使うことになるだろう。
カーボンティップで感度優先で考えると
仕掛けは標準で、ゼロテンションからマイナス目を釣るには
中オモリだけ揺らす操作をするにはM180がぴったりで
マイナス目に多くの時間を費やすとするとやっぱりM180.
ハリスは細めで長く食い渋り対策を考えると
極端な小針作戦も考える必要がある。
すると、針はキス針も視野に入れてスピードの6.5などを中心に
吸い込ませる釣り方にする。

と言う風に、竿から釣りを組み立てる方法もある。
なので、一概にどっちのアルゴリズムが正しいとは言えないのだけど、
針と釣り方には密接な関係があるのではないか?と思っているんですよね。
それを実証実験で証明しないといけないなぁと思っています。

名人はこれらを右脳で処理するので、
一瞬で方針も釣り方も決めます。でも右脳の釣りなので説明出来ません。
なんとなく、極端な小針がいいと思ってやったら釣れました、みたいな説明になるところですね。
なので、将来のFIT構想には出来るだけ左脳のアルゴリズムで釣りをしたいと思っています。

じゃあまた!針は悩む!何が正解か!何か正しいアルゴリズムなのか!迷う!そして悩む!