全世界のファンのみなさまこんにちは
ああ書きたいことがいっぱい、ふなです。

本当は本日のエントリーは
ステファーノGP決勝の案内でルールに「集魚効果のあるものは禁止」というトチ狂った文が
追加されていて、これを取り上げるつもりだった。
集魚板を封印された飯田隊長はどうやって戦うのか?
オモリの派手なペイント禁止、キラキラビーズ仕掛け禁止、ほうき星禁止とか、自己否定のシマノは
カワハギ釣りに何を求めているの?ということを書くつもりだった(笑)
予備針にアサリと付けるの禁止とか、効率無視のルールも明らかにおかしいよ!とかね。

が、それよりデカいネタが飛び込んできたのでまた、書こうと思う。
釣り業界の老害こと、村越正海が、また炎上ネタをぶち上げた。
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本当の釣り人に問いたい。女の子がいっぱい出るTHEフィッシングってどうなんでしょう。
ぼくは、本物の釣りを世に出したいと思う。
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とつぶやいていたがこれが大炎上していた。
だからすぐに元ネタは削除された。
が、消したところで、スクリーンショット取るよね。
って、私は忘れてて、頂きました!
消したところで、「言わなかった」ことには出来ないんだから。
複数の方がスクリーンショット取ってますね。
murakosi

デジタルタトゥーの話は前回も言ったよね。
学習能力ないね。

まあ関係者に怒られたんだろう、そりゃそうだ。

いろいろ意見を読んだけど、そもそも例の
スレ釣法非難ツイートの時もそうだけど
http://crowdlures.blog.jp/archives/71319623.html

「定義を明確にしないで議論する」
という悪い癖をそのままだ。
そして自分の価値観に合わないものを糾弾するのもそのままだ。
何も学習してない老害の典型である。

実はこの発言は、いろんな意味でアウト!である。

その1、THEフィッシング批判。
THEフィッシングはダイワがスポンサーのテレビ番組である。
テレビ番組と言うのはダイワの製品買ってね!というものだ。
そのダイワの方針で、アパレルに力を入れているのは前々回かなにかのフィッシングショーでダイワブースが
アパレルで埋め尽くされていることからも見て分かるように
ダイワはアパレルを売りたい。もちろん女子向けも多い、むしろ女子向けアパレルを売りたい。
その方針を否定したんだから、これはダイワ批判とも受け取られるわけです。

その2、性差別
最近、テレビ番組でハラスメントゲームというドラマが面白くて見ているし、社内でもセクハラ、パワハラは
いけない、LGBT差別も良くないという教育は行き届いていると思う。
この発言は明らかに「性差別」である。
女の子がいっぱい出るという、「女の子」ということだけで、性差別案件、セクハラ。
THEフィッシングのスタッフと打ち合わせした、というから影響力を持つ人物なら
パワハラになる可能性があるので、絶対言ってはいけない案件。
ダイワはセクハラ、パワハラを容認しているの?、ということになる。

その3、定義のあいまいさ
本物の釣り、本当の釣り人、という定義のない言葉。

「本物の釣りとは、本物とは何かを求道する釣り。
 ワイワイガヤガヤやりながらも、根幹がしっかりしている釣りのことです。
 もちろん、文化としての釣りと、
 今日明日の楽しみを求めるその場限りの楽しさを求める釣りがあって
 しかるべきだとおもいます。」

本物とは何かを求道する釣り、と本物の定義を探す釣り、と言っているのだがら、
探し方はいろいろであっていい。根幹がしっかりしている、というまたこれあいまいな定義。
文化としての釣り、今日明日の楽しみ求める、その場限りの釣り、は違う、とあるのだがら
そこには本物がない、と否定するのもおかしい。
文化としてあるものなんか、本物だから文化としてあるんじゃないのかな。
文化としての釣りなんか根幹はむしろしっかりしてて
「食料確保の釣り」であることが多いんじゃないだろうか。
自己矛盾も甚だしい。

例えばエビングで言えば、マグロのジギングでまったく釣れなかったから
今日明日の楽しみを求めてその場限りのワームの釣りをやってみた、と
いうところからスタートしているわけで
それが本物だと言われると、自己矛盾である。

根幹が何で、どこが本物か?ということだ。
もっというと、エビング用品はダイワの売り上げには貢献してないだろう。
セイカイコレクションでしか、エビング用品は出していないんじゃないの?
我田引水もひどい。あ、ワームはダイワ出してたか。それくらいだよね。


結局、狭い視野でしか物事を見ていないので
自分が食えていることと、市場の大きさ、が分かっていない感じ。
映画マトリックスでは、電子世界が崩壊に向かっているのに、仮想世界の古い住人は
この栄華繁栄がまだまだ続くとのんびりしているという様子が描かれていた。
まさにこの状態。

いわゆる平和ボケであり、老害であると思う。
ワイワイガヤガヤの何が悪いのかまったくわからない。

では、本当の釣り人で仮定した村越正海さんが
THEフィッシングで伝えた、本当の釣り、を検証してみようかな。

まずは、エビング、これは前述の通り
沖縄でマグロをジギングで釣るというゲームに全敗し、地元の漁師の裏ワザを
教えてもらって、どうしてもマグロをキャッチしたかった、ということで、自分で編み出した釣法でもなく
ワームを使った釣りを今日明日の楽しみでやってみたら釣れた、というのがスタート。
本物ではないという定義になるんだけどね。

キャスティズムは単なる投げ釣りで、どこでやるのか?だけです。
どの辺が本物なのかな?
バスだって、キスだって、シーバスだって投げ釣りです。
本物ってどこを指すの?
単なる亜種だよね?

なので、定義をしないまま何かを言っても
それは伝わらないし、本質を140文字で語れって難しい。
そもそもの定義が定まっていないので、それは難しいかな。

まあ言いたいことはなんとなくわかりますよ。
今時の若い者は釣りをわかってない!みたいなことが言いたいのでしょう。
もう老害だと自覚して欲しいです。
おっさんが必死に1匹の魚を追う、すばらしいドキュメントを30分番組にしたとしても
「放送後に女子向けアパレル売れたの?」というスポンサーの意向に応えているか。
これだけで十分論破ですよ。

うちの会社の話で言うと、よく会長は「1流の仕事をしろ」って言っているんだけど、
その一流だと思っている仕事は、一流の仕事を見たことがない、触れたことがない社員が
ちょっといい仕事した、2流、3流の仕事を一流だと思って真似するんだよなぁ。
すると自分では一流だと思っているけど世間からするとそれは二流、三流なんだよ、って評価なんです。
レクサスが一流の店舗を目指すのに、社員に世の中の一流と言われている職業を体験する訓練というのが
行われていた。そりゃそうだ、一流とは何かを知らずに一流のことやれ、って言われても無理だから。


本物の釣りをしてこなかった人が本物の釣りだと思い込んでいるものは
本物の釣りではないってことを自覚しないと、、、不幸の連鎖だと思う。

そこまで言うのですから、ちょっと本物の釣り、の定義を独自にしてみようと思います。
私の釣りモデル7段階のうち、魚が釣れる釣りは3段階しかないので
第1の釣りが餌の釣り、第2段階はGAMEかな?、第3段階は漁、第4段階以降は魚がいないので、釣りと言えるか、、、
というところですね。

第一の釣りとは、魚が存在し、食い気があり、餌を食う魚の釣りです。
いわゆる「食った!」というやつである。
ほとんどの釣りはこれである。
第二の釣りは、魚が存在し、食い気はないが、行動を起こすのでそれを利用する釣り。
鮎の友釣り、ネストのバス釣り、リアクションの釣り、なんかが定義に当てはまる。

なので、段階の本質に沿ったものが本物の釣り、と定義してみるかな。

第一の釣りはその魚の生態系で餌は何か、いつどこで餌を食べるのか、を利用する釣りである。
ルアーの釣りで定義が難しいのは、いわゆる疑似餌、餌の代用品として使うなら
第一の釣りなんだが、リアクションなら第二の釣りである。

おなじワームでも、クワセとリアクションでは釣りの種類が違う、ということなる。
さて、エビングはどっちだ?
と調べると、クワセでもリアクションでも食ってくる、という
どっちつかずの解説だ、つまり、本物じゃない。
結局エビングは、ワームを餌と定義しているのか、リアクションバイトのためのルアーと
定義しているのか、不明瞭なままやっている。本物ではないことがわかる。



これは100%餌釣りだろうと言われる、へらぶな釣りでも同じことが言えるので
クワセのウドンを誘うことはリアクションか?と言われるとこれはリアクションではないと言える。
興味を持たせて食わせるので、食い気が無いのに無理矢理口を使わせる方法ではないので。

ルアー釣りの面白いところは、食い気+リアクションの2種類のバイトが得られる点である。
両刀使いになれた人がルアー釣りが上手な人、ということだ。
エビングと違うのは、食い気は食い気のルアー釣りをして、
リアクションはリアクションの釣りをするところだ。
ビッグバドやバズベイトを食わせで使う人はいないだろう(笑)

エビングが本物の釣りになるには、エビングとは、食い気、なのか、リアクション、なのか
はっきり定義することから始まる。
すると、クワセのワーム、リアクションのワーム、という2分類になるはずだ。
今は、中間地点のどっちでもどうにでも解釈できるもの、というポジションになっている。
#まあクリアカラーはリアクションとは思えない部分もある。

これらを確立するプロセスこそが求道であり、本物である。
だから残念ながら、エビングはそこで進化が止まってしまったので、本物の釣りとは言えない。
今後に期待したい。求道というなら、エビングを完成形に持っていくことをするはずだから。

キャスティズムも同じである。
いろんなところで投げ釣りをしているだけなので、
まだまだ途中であり、JUST IDEAなだけである。
本物と言えるのかなぁ?これは。
エビングも本物になっていないのに違う道も求道するほど余裕があるようには見えないんだけど。
でもそこは個人スキルの問題もあるので、村越さんから二兎追う者になれるんじゃないかな。

求道と言えば、私のフォースの釣りも同じである。
私の場合はもう、全容がわかってしまって、その道のりが果てしなく遠いことがわかってしまったので
あきらめているところだ。

まあ求道の定義もわからんけどね。

>きゅうどう
>【求道】
>神の道を求めて修行すること。

>ぐどう
>【求道】
>仏の正しい道を求めること。求法(ぐほう)。転じて、人の世の道理を求めること。

どっちよ?って感じがする。
仮に前者としよう。
>神の道を求めて修行すること。
神の道とは何か?

神になる道ってこと?
うーん、釣りの神様になる方法を捜し続ける、ってことと仮定しようか。
そういう意味では、私のFITとか第3の感度のカワハギ竿は
求道である。

第3の感度を求めるカワハギ竿は、目感度の1000倍、手感度の100倍の感度を求めている。
まさに神への道である。

FIT構想も同じように釣り世界の統一という神しか出来ないようなことを求めている。
出来るかどうかわからないけど、神なら出来る話。神ではないなら出来ないよね。

最終的な真理を求めるってゴールを決めないと難しいと思うなぁ。
ここからは宗教論になってしまうと思うので
釣りは関係なくなる。

本物の釣り、本当の釣り人を見たことが無い人が、本物の釣り本当の釣り人、を語るのは
まず客観的に全世界を見てから、の方がいいと思うな。
本当の釣り人は誰だ?という話が出たとして
故人をあげた人は失格である。

故人は神格化され、それ以上でもそれ以下でもない。
生きている人で本当の釣り人を上げてほしいな。

まあ本当の釣り人がマーケティング的に必要なのか?と思うんだけど、、
仮に釣り人ピラミッドがあったとして、頂上に本当の釣り人がいたとしよう。
少数だよね。
じゃあ、一番下の大多数はワイワイガヤガヤゾーンじゃないかな?
釣り?小さいころやったことある気がする。虫餌触れなーい!
が、マーケティング的に一番多いゾーン。

そのゾーン向けに番組を作る、製品を作る、プロモーションする、っていうのは
まったく正義である。

同じ内容を、「ニワカ批判」でみたことがあるだろう。
業界のピラミッドを考えた時、
ニワカが多くないと、市場自体が広がらないのだ。
ワイワイガヤガヤ層がいないと、自分の食い扶持が減るのだ。
同じことは格闘ゲーム業界であったり、和服業界であったり、アイドル業界であったり
プロがニワカを批判をするのは間違いである、と結論つけた話。
世間の動向を何も学習してないのね。
玄人向けに難しい釣りを展開するのはマーケット的にも意味がない。
それこそ、ヒラスズキで崖を上って、下ります。
波を被って、台風後の波が高い絶好のサラシでヒラスズキGET!なんて
初心者は手軽で簡単ね!やってみようかな?なんて思わない。

上級者は上級向けの難しい釣りをやる、というのは全くの間違いで
初心者をいかに取り込むか、ということ自体をやらないとダメなんだ、ということが
わかってない部分でもある。
その上で、上級者の世界感を出すのはアリだ。

誰が何を買った売り上げで自分が食えているのか、これをちゃんと理解した方がいい。
半径5mの政治をしない。

そう考えると既存の老害アングラーはそろそろ引退をして、次の若い世代に
席を譲った方がいい。
おっさんの苦労する姿を見て、「ああ、釣りを始めてみようと思ったけど、こんなに大変ならやめるか」より、
若い女の子がワイワイガヤガヤして「あ、釣り楽しそう!やってみたい」という方が正しいのだから。

ちなみにおっさんが苦労する姿は玄人向けなので、DVDとか有料メディアに需要がある。
マグロ釣りをしている人は、大間のクロマグロ150kgを釣ったDVDとかみたいわけですよね。
メディアの使い分けもそろそろ老害の皆様は覚えた方がいい。
有料メディアも無料メディアも一緒くたにするのはダメだと思うな。

しかし、今回も、老害プロの悪い面が出たね。
新聞、雑誌のみが情報源だった頃、情報に無茶苦茶書いてもヤラセでも、
読者が世間に公表する手段がなかった。
ところがインターネット技術が発達して、情報は双方向になった。
そして人々から忘れる権利を奪われたのだ。
言ったことは言ってないことには出来ないデジタルタトゥーという言葉もある。
間違ったことを言ったら、「それ間違っているよ!」という反論が公開される環境になったのだ、という
ことに気が付いていない。

そのいわゆる情報リテラシー能力が求められる現代なのだから、
不用意な発言は、即死を招くのである。

言ったことは削除しても言わなかったことにはならない。
削除する権利、忘れられる権利はとっくに無くなったっという時代だと
老害プロは自覚しないといけない。

ということで、明日はステファーノGP決勝ですので
本当の釣り人の先輩方の胸を借りるつもりで頑張ります。

朝一のくじ引きで4隅を引きますように!潮上になりますように!潮上が名人ではありませんように!あとは運が味方しますように!